パソコンばかり使っていると、自分の手にどれだけのことができるのか、ということに自信がなくなってくる。
ノコギリはうまく使えるの?カンナは?ノミは?ヤスリは?刷毛は?
実際やってみると、子供の時に使ったことがある工具は、たいてい思っていたよりもうまく扱える。
「思っていたよりもうまく扱える」・・・これが、なんかロボットではない人間の凄さみたいなものを感じてちょっと感動。
もっと自分の手を信じよう。自分の手はよくできている。
なんでそんなものを子供のころに使った経験があるかといえば、近所に大工さんが居て、学校が帰ると自宅のガレージのようなところでよく仕事をしていて、よく見ていたのがきっかけ。田舎では粗い簡単な大工仕事ならみな各家のお父さんがやるのが普通で、自宅にもノミやカンナやetc.があるのを見つけ出してきて、真似事して遊んだ訳。だいたい俺が遊びに使った工具はどれも再起不能なほどボロボロに刃が欠けたりしてしまったけど、今思えば、それを叱らずにどんどんやらせてくれた父親には感謝しなければならないなと思う。