chintaro3の日記 

基本、チラ裏です。書いておくと頭の中が整理できますゆえ。

初音ミク祭りの件

一部では非常に盛り上がっている「初音ミク祭り」。
 
受け身で音楽作品を聴いているだけの人には、ピンとこないか、あるいは「キモい」としか思わないかもしれないけど。
 
長年パソコンとかシンセサイザーで趣味でDTM作品作ってた人にとって、これを喜ばずにいられようか、って感じなのはすげー共感できてしまう訳です。どんなにすごいインスト作品作っても、歌声が入らないとやっぱり物足りない。それをそのまま我慢するか、歌ってくれる人を探すかの2択しかなかった所に、3つめの選択肢が「生まれた」という意味で。

売上を伸ばす理由は、みんなが真面目に正規品を買い求めているということ。もともと長年DTMとかやりつづけている人には根が真面目な人が多いということもあると思うけど、みんな第2弾、第3弾にも期待しているという側面も大きい。万が一にもこのプロジェクトが「初音ミクは商業的に失敗でした」なんてことになって中止になってもらっては困るとみんな思っているんである。これを買い求める人は、本気でこのプロジェクトを応援している。
 
「これで下手な歌手は廃業」なんて言う奴もいるみたいだけど、それはちょっと違う。
映像作品の実写ものに対して、2D、3Dアニメが出てきたときに、最先端技術の塊である3Dアニメが他を墜駆してしまうなんてことは全くなくて、うまく共存しているのと同じように、これもうまく共存していけるはず。
 
エンターテイメント作品の歴史という意味で、その昔の「はじめての映画」「はじめてのアニメ」「はじめての3D」みたいなものがそれぞれ歴史に刻まれるとのと同じように、この祭りも歴史に刻まれることになるに違いない。こんな田舎に居ながらその現場に立ち会えるというのは、ありがたいことだ。