chintaro3の日記 

基本、チラ裏です。書いておくと頭の中が整理できますゆえ。

ニコニコポイント

 
ニコ動に有料ポイント「ニコニコポイント」 10月から --- ITmedia
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0808/08/news054.html

ニコニコ動画の新機能候補「ニコニコポイント」が実現した件 --- 論理的なアイディアはまだかい?
http://d.hatena.ne.jp/ronri/20080809/1218217260

まぁ、はてなにだって「はてなポイント」でポイント送信する機能があるのだし、2chにはモリタポがあるし、ニコニコがポイントシステムを持つことはむしろ自然な流れだと思う。願わくば、モリタポをニコニコでも使えるようにしてくれれば手間が省けてよかったのだけど、そこは大人の事情ってもんがあるのかどうなのかは解らない。
 
しかし、まず気になるのは、最初からこのポイントシステムを収益化の柱の1つに育てようとしている点。過去の色々なインターネットビジネスの事例を素人の私が持ち出すまでもなく、ポイントシステムなんていうケチな発想では、何かのお供え物程度の役割しか果たせなさそうに見える。はてなポイント然り、モリタポ然りだ。この点はronriさんのエントリーにもある通り。
 
逆に、お供え物レベルで良いと割り切るのであれば、ポイントとか投げ銭とかとちょっとベクトルの違うアイデアとして、もっと物々交換に近い形態を指向したほうが楽しくてニコニコ動画に似合いそうだ。たとえば単位を「ポイント」1本に統一するんじゃなくて、タグのように自由な単位と換算レートをユーザーが設定できたりすると面白いかもしれない。
例えば友人にちょっとしたお礼をするときに、現金を支払うなんていうことは普通しないだろう。代わりに、今度メシおごってやるよ、とかのお金以外の方法で感謝の気持ちを表す方が普通には気が利いている。この場合、「メシ何回分」とかいう単位になる訳だ。お手軽なところでは缶ジュース、カップラーメンから上は・・・(自粛
究極のお礼の形の一つが現に多数話題になっている「歌ってみた」「踊ってみた」「PV作ってみた」etc.の関連動画の投稿であったりする訳で、動画投稿するほどの時間も才能も無いという人でも、食事おごってあげるぐらいなら抵抗なくできるよ、というケースは多いと思うんだ。相手が公式だろうと何だろうとそれは変わらない。
 
 
ニコ動の収益がいまだ黒字化の兆しがないという報道については、
ニコ動、1日6400万PV 費用は収入の倍近く --- ITmedia
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0808/08/news057.html
現状のプレミアム会員収入の3倍ぐらいの収入があれば、黒字化は可能というレベルということだ。仮に値上げしてもプレミアム会員が減少しないと仮定すると(まぁ、そんなことはありえないのだけれど)、月500円を月1500円にすれば黒字化可能という話で、あれ?なんだかとっても簡単な話なんじゃね?
 
一律値上げの弊害が問題なのならば、例えば30歳以上のプレミアム会員は3000円負担してくださいと言われるなら俺は払うけど。飲み会なんかで年長者が多めに負担するのと同じ仕組みで受け入れやすいと思う。口は出すけど金は出さないといううざい年寄りにはどっかに行ってもらういい機会になる(笑)。