ついにデスマーチもか --- novtan別館
http://d.hatena.ne.jp/NOV1975/20080816/p2
第２次トリアージ論争のきっかけが何でどういう話の流れになっているのか全然ついていけてないんだけど、デスマーチとトリアージを結びつけることについての考え事メモ。
・会社の中で、デスマーチになったら（なる前に）トリアージするっていう話は全く異論ない。それができない会社は、会社ごと世の中からトリアージされてしまう。そういうものをトリアージできるのが経済の強み。
・高齢化社会とか、医療崩壊の問題って、たとえ話でもなんでもなく、まんまデスマーチなのよね。ここで「そんなのトリアージすればいいじゃん、馬鹿じゃね？」なんて話が通用するならどんなに楽か。
・高齢化社会というデスマーチをトリアージで解決するとしたら、それっていわゆる「姥捨て山」だよね。ここで「姥捨て山」を否定して、がんばってデスマーチしましょう！と言うのは簡単なんだが、じゃぁデスマーチに付き合わされる人の人生はどうしてくれるのよという。本人が好きでやっている場合でさえ、それによって若い人が結婚・出産するチャンスをいくらかでも奪われる結果になっているとしたら、結果的に未来の子供たちがトリアージされていたということにならないか。
・トリアージが経済問題に有効なのはよく解った。でも深刻な社会問題というのはトリアージを適用できない部分に残っている。トリアージでもデスマーチでもない解決方法を模索している人がたくさん居る中で、安易にトリアージを肯定することが無神経だと罵られるのも、これもまた当然というもんだ。
