chintaro3の日記 

基本、チラ裏です。書いておくと頭の中が整理できますゆえ。

「鬱病」のその後・・・俺の場合

 
トレドミンを飲まなくなってだいぶ経つ。日記読み返したら前回飲んだのが2007年8月26日だから、ほぼちょうど丸一年、トレドミン無しで生活できた。たまに会社サボるけど、鬱病ではもう無いと思っている。
 
でも今の状態をして「なおった」と表現するのは、苦しんでいた時の自分がイメージしていた「なおった」という状態とは、かなり乖離がある状態になっている。一言で言うと、つらい鬱病は治った代わりに、別の病気になったって感じ。それが良いのか悪いのかわからないのだけど、それを受け入れる以外にしようがない。 
 
鬱病になる前の自分と、今の自分が同じ人間かというと、ぶっちゃけ、かなり性格変わったと思う。それも悪い方に。でも、鬱病以前の昔の自分に戻りたいとも思わない。鬱病以前の昔の自分がどんな風だったかということすら、にわかには思い出せない。
 
今の自分は、ちょっとでも嫌な人とは一切会わないか、会ってもデフォルトでは無視する。この「嫌なやつら」には自分の親や親戚、昔の友人が、まるごと全部含まれる。つまり、休日に誰とも連絡を取り合わない。電話にも出ないしメールにも返信しない。訪ねてこられたらしょうがないので相手するけど、その後一週間は凹んで立ち直れない。そんな人たちとのからみが、もし毎日あったら、もう耐えられないだろうね。こんな状態は普通に考えれば病んでいる・・・と言われるだろう。鬱病ではないにせよ、たぶんきっと別の何かの病気だ。少なくとも一般にイメージされる「社会復帰できた」という状態とは、ほど遠いな。
 
だけど、これを直そうと焦ってじたばたすると、きっとまた以前の状態に逆戻りしそうな予感満々なのだ。だから、逆に考える。今の状態が、たぶん俺という人間の本性なんだと。たぶん自分が天然非コミュなんだと。人間関係で悩むこと一切を止めてしまったらとりあえず楽になった。
 
それから、何か良いことをしたら、その分、あえて良くないこともするように心がけている(笑)。体に悪そうなもの食べてみるとか、会社サボってみるとか、風俗に行ってみるとか。法律に引っかからない範囲でね。
 
こんな人間でも、とりあえず手に職が有ったお陰で、仕事をして収入を得て生活できているので、今の状態が維持できている。会社にしてみたら全く迷惑なやつだろう。でもそんなの関係ねぇ(笑)。俺にとって手に職が有るというのは本当に有り難い事だった。これについては親に感謝しているよ。
 
こういう事例を、他人にお勧めなんて全くできないのだけど、「鬱病」を「直す」という考え方をもっと柔軟に、こういう事例もあるんだよって知ってもらうことも、無意味じゃないんじゃないかと思ったんだな。少なくとも鬱病の苦しみから逃れられるという面ではね。
 
ネタ元:
心の病気は、「病気」だけを治すわけではない
http://d.hatena.ne.jp/repon/20080822/p1