chintaro3の日記 

基本、チラ裏です。書いておくと頭の中が整理できますゆえ。

ブログタイムズ提灯記事では書きにくそうなことも書いておくよ。

 
ブログの負の側面と、それを打破しうる「ブログタイムズ」という希望 --- 遥か彼方の彼方から
http://d.hatena.ne.jp/tek_koc/20080903/1220425121
ブログタイムズに登録して一万円をゲット --- 煩悩是道場
http://d.hatena.ne.jp/ululun/20080830/1220104128
 
こういう広告業界の動きは、ブログをやっている人、見ている人両方に広く周知しなくてはなりません。よい意味でも、悪い意味でも。
 
このサービス自体は否定しません。メリットは上記のエントリーにもある通り。
ブログに取り上げられる記事というのはどうしても偏りがあって、こういう動きがよい刺激になって、もっと色々な話題が提供されるようになってくれることを期待したいです。
 
一方、お金もらった提灯記事では書きにくそうなことも書いておくよ。
 
ブログ1記事1万円がすごい高額に見える・・・という所がミソなのだけど、これってつまり、1000万円の広告予算があれば、1000人に提灯記事を書いてもらうことができるってことだよね。そしてそれぞれのブログを延べ300人ぐらいが見るものとすると、300×1000=延べ30万人のアクセスが期待できる。この中にはかなり重複もあるだろうけれど、一方では全部が1日300人のブログじゃない訳で、もっとたくさんの人がアクセスするブログが相当数あるはずだから、まぁケタまでは違わない精度が期待できそうに見える。
 
30万アクセスの為に1000万円の広告予算をブログタイムズに使う企業が現れるかどうかという問題だが、たとえばTVにちょっとしたCMを打つのにかかる費用と効果を考えた場合に、商品によってはブログタイムズの方が高い効果を期待できるケースというのは十分ありえる話じゃなかろうか?
 
さてここで問題。1日300アクセス以上の中堅以上のブロガー1000人が、一斉に提灯記事を書き始めたら、いったいブログ界はどうなってしまうんだろう?ということ。しかもそのブロガーどうしで相互ブクマなんてはじめちゃった日には?
 
提灯記事だからといって安易におかしなことを書いたブログは各方面からチェックが入って炎上を招くことを正直期待してはいるが、はたしてその提灯記事が1000件一度にあげられた日には、ネット上の閲覧者のチェックは本当に正しく機能するだろうか?。逆にトヨタやキャノンの悪口を書くブログが、ブログタイムズ系ブロガーから匿名で袋だたきに遭う状況が生まれないとも限らないかも?。まぁ今の時点でそこまで心配するのは考え過ぎとは思うけれども。
 
もうひとつ、気をつけないといけないのは、ブログタイムズから仕事をもらってエントリーを書くということは、裏を返せばその時間、それ以外のエントリーを書けないということでもあるということ。もちろん、別に広告料をもらわないエントリーをその人がいくら書いても自由なのだが、人の1日の時間は決まっているのだから結果的にそれは広告がからまないエントリーの減少につながるだろう。初めはこの影響は無視できるかもしれないが、これが蓄積してくると、じわじわ効いてきそうな気がする。
 
はっきりいって、たかだか1000万円かそこらのお金で、今のブログ界の雰囲気は一変してしまうだろう。そんなお金が継続的に投入されてしまった日には、平和なはてな村は過去の話になる。それが良いことなのか悪いことなのかは今の時点では何とも言えないけども。
 
そういうわけで、こういう広告業界の動きが、本当によい方向に機能してくれるのかどうか、十分注意して監視していかなくてはいけない。自分は人気ブロガーじゃないから関係ない・・・なんて考えるのは大間違いだと言いたい訳です!!!
 
 
P.S. ・・・という訳で、「ブログタイムズ」をキーワード登録しておきました