chintaro3の日記 

基本、チラ裏です。書いておくと頭の中が整理できますゆえ。

コミックマーケット75に参加してみてわかったこと

 
正直なところ、行くまでは、「なんでWeb通販とか、お店での委託販売とかじゃだめなの?」っていう所を疑問に思ってました。このくそ寒い中、徹夜とか始発電車とか馬鹿じゃね?
 
委託販売よりコミケの方が優れているところ:
・作者と読者が直接交流できる
 
Web通販よりコミケの方が優れているところ:
・送料がかからない。
 同人誌が安いので、(300円〜500円が主流)通販で買うと、送料が高くつく
・買い手が匿名で買える。
 (通販だと必然的に買い手の住所氏名を晒さなくてはならない)
 
その他、コミケの優れていると思うところ:
・今、何が流行っているのか、需要と供給の関係が視覚的によく解るw
・出展者がコミケをターゲットに新作を持ってくるので、大量の新作をまとめてGetできる
・「自分と同じような趣味の人がたくさん居るんだ」ということを実感として確認できる
・BLエリアに熱狂的に群がっている女性陣が確かにふつーの女の子達なんだということを目撃できるw
 
この中でも、特別重要なのは「作者と読者が直接交流できる」ですよねー。正直なところ、コミケに行くまでは、「同人誌って、面白い物も一部にはあるけど、大半は駄作じゃね?」とか思ってたんですよ。でも、参加してみてこの考えはちょっと変わった。作り手の顔が見えることによって、その同人誌にどんな情熱が込められているか、初めてわかること、というのがあるんだよね。作者の情熱をおすそ分けしてもらう感じ。これはプライスレス。
一部には「コミケで委託販売」もあるんですが、これはやっぱちょっとテンション下がる。という感想を持つ人は私だけではないはず。
 
思えば、「この同人誌、駄作じゃね?」とか思うとき、今までその作り手のことを何も考えてなかったなと。普通、プロの作品ならば、作者のことを何も知らなくても、その漫画そのものが持つ魅力だけで読み手を引きこむことができる。それに対して、必ずしもその漫画の中身だけで読み手をその世界に引き込むほどの力をまだ持ってない、という同人誌は、そりゃその点ではプロに負ける。だけど、コミケで作者から直接手渡しで買って、作者がどんな人なのかを知った上で読むと、なんかその作品に込められた「愛」みたいなものを、よりリアルに感じることができるんだなと。
これはすごく大切なことを再発見できた気がする。これは鬱に効く。元気が出る。
 
もっと早く行っておけばよかった。
 
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もう永いこと、ネット依存症みたいな生活を送っている私ですが、「インターネットが見失ってしまっているもの」ってあるよなー、と認識。 少なくともこういうイベントの熱気みたいなものは、インターネットを通しては、感じることができない。この手のイベントに参加してみるのも、大事なことだなと改めて思いました。
 
関連:
つかれたよー 
http://d.hatena.ne.jp/chintaro3/20081229/1230597504