chintaro3の日記 

基本、チラ裏です。書いておくと頭の中が整理できますゆえ。

「うちの子はひきこもりなのにコミケにだけは出かけるんです」

 
永年同人さんが読むかもしれないと思うと、書きにくくってしょうがないんですけど、がんばって普通通り書きますよ。
 
なんでこの年齢になって、今さらふらっと「コミケに行ってみようかな」とか、思ったきっかけの1つが、何かの記事でこういう親の発言を読んだから。
 
「うちの子はひきこもりなのに、コミケにだけは出かけるんです」
 
今その記事を掘り返そうと思っても、検索しても出てこないので直接引用できないのが残念なんだが、色々検索していると、確かに、引きこもりだけどコミケには参加するよ!っていう人のブログやなんかを散見します。そういう人は引きこもりの人のなかでも例外的な存在なのかもしれないんですが、それにしても、なんかとても興味の引かれる話に思えるのです。
 
東京とか首都圏に住んでいると、引きこもりの問題って都市部だけだろうというイメージを持っている人も居るかもしれないけど、すっとこどっこい、田舎にも引きこもりは居ます。
 
実家は周りが畑ばっかりの本当に田舎なんだけど、そんな田舎でさえ、実家から半径100m以内ぐらいの所に、知ってるだけでも2人、ほぼ同世代で引きこもり中の人がいる。年齢が離れた人がどうなのかは知らないので、そういう人を含めればもっと増えるかもしれない。
引きこもりと鬱病はちょっと違うかもしれないが、職場では鬱病で休職中の人も何人か居る。この人たちも引きこもりに近い生活をしていると思われ、そういう人を含めれば数はさらに増える。
 
かくいう自分も、一時期は鬱病でかなりやばい状況だった。そのときはまだ東京に居たので、仕事ができず収入が絶たれて家賃の支払いがおぼつかなくなれば、ネカフェ難民とかホームレスにもなりかねない状況だった。医者にトレドミンデパスを処方してもらって、そのせいで痛めた肝臓の治療も受けながらやっとこさ、ここまできた。なので、引きこもりの話は他人事に思えないのだ。
 
で、そういう人でも参加したくなるようなコミケって何なの? と。
 
実際行ってみて、それについて何か解ったかといえば、正直なところ、まだよくわかってない。
 
自分なりに感動したことは色々あったけど、それが引きこもり中の人にとっても魅力のある事なのかどうかはよくわからない。10:00開門の拍手、着替え室から出てきたコスプレの人がとても堂々としていたこと、手渡しで同人誌を購入したときの同人作家さんの表情、etc.
 
確かなのは、田舎にはこれに匹敵するようなイベントは無いし、田舎で引きこもり中の人はコミケについてほとんど何も知らないということ。
 
そこで、「いっしょにコミケ行こうよ!」って誘ってみるべきなのかなぁ?? いやー・・・自分が鬱だった時って、そんなの誘われても行かなかったよなぁ。鬱とか引きこもりとかになる前に、コミケの楽しみ方を知ってないと、そういう状態になってからでは遅いんじゃないかと思われる。
次善の策としては、引きこもり予備軍みたいな人、鬱病予備軍みたいな人には、元気なうちに試しにコミケに行ってみることを勧めるというのは有りなのかな。・・・なんかひどい余計なお世話だよな。自分で書いててそう思うわ。
もっかい練り直し。