chintaro3の日記 

基本、チラ裏です。書いておくと頭の中が整理できますゆえ。

「あの楽器」ミーティング・・・ウラヤマシス

いいなぁ〜〜〜〜タノシソーダナー〜〜〜〜
2009年 2月1日の「あの楽器」東京ミーティングのプレゼン動画がいくつかUPされていて、興味深く拝見しました。
順不同。






 
あー・・・東京で仕事してれば気軽に参加できたのに・・・今度、集まりがあったら夜行バスで頑張って参加しようかな・・・
 
上の動画を見た感想としては、やっぱ技術部の集まりということで、前に立って発表するとなれば、やっぱ技術者的なアプローチの話がメインになるのは、良くも悪くも予想通り。技術と関係ない妄想の話なら、技術者じゃなくてもできるわけで、ましてやそれを人前で発表するか?と言われると、あえてそこからちょっと焦点をずらした所にフォーカスした人が多いのかな、という印象。でも個人的には、もっともっと妄想大爆発的な話も聞いてみたい。もっとも、そういう話はかしこまったプレゼンではなくて、2次会の飲み屋とか、そういう場では盛り上がったのかもしれないので、うーむ・・・その様子をうかがい知ることができないことが非常に残念。涙目。
 
自分がハード屋なもんで、色々プレゼンがあった中では、髭伯爵の話はなんつーか、共感する所が多いです。人にうざいと言われてもこれだけは言わせろ的な。
 
で、私も以前のこんなエントリー
http://d.hatena.ne.jp/chintaro3/20081226/1230296652
の後も、少し考えて、やっぱ技術的な各論の前に、コンセプトを纏めた方が良いのかなと。で、私がイメージする、やっぱりこれだけは外せない! というこだわりポイントは、こんな感じ。
 
【あの楽器 これだけは外せない俺的4つのポイント】
(1)『あの楽器』は、やっぱり、初音ミクと、何がしか切っても切れないような、深い関係のある存在であるべき。
(2)ただのシンセには興味ありません!!やっぱ、外見に見合うだけの、革新的な中身を装備していていなくては!!。
(3)とは言いつつ、現在の技術の延長線上で論理的に実現可能なもの。
(4)さらに、「初音ミクが『あの楽器』を持って舞台に立つ」ということには、何がしか特別な意味がある、という設定だったなら、開発するにもテンション上がるよね。
 
 
タッチパネルとLCDを搭載したショルダーキーボードです、っていうだけじゃぁ、つまんないじゃん?
で、こういう存在たりえたる「あの楽器」とはどういうものなんだろう?と色々考えた俺なりの結論はコレ。
 
 
 
『あの楽器』は、実は初音ミクをライブでリアルタイム演奏(歌唱)させるための専用コントローラなんじゃね?
 
 
 
まぁ、誰でも思いつきそうなベタなアイデアで御免。なんですけど、でも普通の人は、こう考えてこの案を却下してしまうと思うんだ。
 
「だって、初音ミクが演奏するという設定じゃん。「あの楽器」が初音ミクの声を出しちゃったら、舞台に立ってる初音ミク本人の立場は???」
 
えぇ、だから、「あの楽器」自体には音源が積まれてないんです。あくまでコントローラ。音源は初音ミク。「あの楽器」は、本来はマスターがライブで使うもの、という設定にしちゃいましょう。
 
今のVOCALOIDは、パソコン上のソフトとしてDTMで使うことを想定して出来上がっているので、ライブでアドリブ演奏させたりすることが物理的にまだ不可能・・・ですよねーーー。そりゃまぁサンプリングして、サンプリング音源でそれっぽいことはできるけど、サンプリングが初音ミクかと言われたら、それはちょっと違うだろと。
今のPC用、DTM用の既成インターフェイスが、ミュージシャンにとって理想的な最終形なのか??と改めて問い直してみれば、全然そんなことは無いだろ。DTMの歴史を踏まえて使いやすいインターフェイス、としては、それなりに評価できるのだけど、「ライブ演奏で使いたい!」となった途端に、あまりにも今のPC主体のユーザーインターフェイスは、使えなさ過ぎる。ボーカロイドの為の専用コントローラがわざわざ開発されてもぜんぜん不思議じゃない。というか、人類の音楽史というものを考えれば、そういうものがこの先開発されるのはむしろ必然なんじゃまいか(おっと大きくでたなw
 
で、「初音ミクをライブでリアルタイムに演奏(歌唱)できるようなシステムを開発するぞ」という所に目標設定するとなると、これはなかなか、骨のある技術課題でしょ。コントローラとしての「あの楽器」だけではなく、音源部分についても、けっこう深いレベルでシステム設計を掘り下げなおす必要がありそう。膨大なライブラリの中から必要なデータを瞬時に呼び出して加工して、耳で遅れを感じないぐらいのスピードで出力するシステムが実現できたら、革新的と呼ぶに値するものになるんじゃまいか。・・・じゃぁ無理なのか?というと、既存のデジタル技術の延長線上で十分到達可能な射程範囲内にあることも、また間違いない。いい年こいたオヤジ連中が集まるのなら、このぐらいの目標設定は、してみてもいいんじゃなかろうか。
 
それから、蛇足だけど、仮にちょっと方向性を変えて「シンセサイザーとして革新的なもの」を目指すとしても、じゃぁ今現在、世界で一番ホットなシンセサイザーは何か、と考えれば、それこそ我らがVOCALOIDがその1つであることは疑いようがないでしょ。なのに、何のポリシーもなくそこを避けて「あの楽器」を論じることは、ナンセンスですよ。ありえない。
 
ということで、私のイチオシは初音ミク専用コントローラー案。初音ミクと深い関係が有り、今までに無い機能を装備し、既存デジタル技術の延長線上で実現可能なもの。(1),(2),(3) はクリア。
 
で、最後です。
 
(4)初音ミクが『あの楽器』を持って舞台に立つことの意味とは・・・!
 
「あの楽器」は本来、マスターが初音ミクを操るために出来たものだった、という設定とすると、それをミクが自ら持って舞台に立つというのはどういう事なのか???。
 
 ・・・自分で自分自身を自律演奏する初音ミク・・・
 
それはつまり、もはや操り人形ではない、マスターの手を離れて自立しはじめた初音ミクが、あのPVには描かれているのだぁぁぁぁぁぁぁ!!! (妄想大爆発
 

 
ゆめを〜〜みさ〜せて〜〜〜〜〜♪