鬱が伝染するっつーのは、やっぱそうなのかも。イマイチ楽しい気分になれない。
普通、感謝の気持ちを誰に対していちばん持つかといえば、自分の親なんじゃないかと思う。けど、俺の場合、そこがかなり希薄だなぁと。ほぼ一人っ子状態だったので、親があれこれ世話を焼いてくれることはむしろうざい事で、それについて感謝なんてしたことがない。
子供の頃は家が自営業で家の中も仕事場で、いつもピリピリしていたから、そういう環境で育ったことが、今一応、仕事して給料がもらえることの基礎になっていることは確かで、それについては感謝している。反面、家庭的な暖かさなんていうのは未だに自分にとってはファンタジーな世界の話でしかない。予定調和的な空気というのが苦手、というか大嫌いだ。
私が物心ついたころには、自分の親は既にかなり険悪な状態で、今思えば信頼関係なんてほぼ崩壊していたと思う。信頼関係がなければお互い感謝しあうなんていうこともない。そうか、感謝の前には、まず信頼が必要なんだな。信頼してない人に対して感謝する気持ちなんて生まれようがない。
今、自分が信頼できる身近な人はだれかというと・・・うーん、居ないねぇ。ほぼ居ない。職場にも居ないし、自分の親すら信用してない。だから感謝の気持ちも湧いてこない。そういうことか。
これも自分が子供の頃だけど、母親が自分の悪口を言っているのを影でたまたま聞いてしまったときはマジで凹んだ。あのあたりから何かちょっと狂ってきたような気もする。この年齢になっていまわさ恨み節を言っても仕方がないが、夫婦の信頼関係もなく、親子の信頼関係もなく、そういう環境で俺みたいなやつが生まれてくるわけだね。私には理解不能な感性を持った人というのが世の中にはたくさん居る・・・というか、どうやらその方が普通らしいのだけれど、その辺の基礎になる信頼関係みたいなものが、全然違うんだろうきっと。
困ったときに相談すれば1回ぐらいは助けてくれそうな人、その程度の恩は売ってるつもりの人が少しは居るけど、それは信頼とはまたちょっと違うし。
てかまぁ、俺自身、今まであらゆる人を裏切り続けてきたじゃないか。今の自分の状況は、そのしっぺ返しでしかない。
