chintaro3の日記 

基本、チラ裏です。書いておくと頭の中が整理できますゆえ。

ドル安予測 1ドル=60円?

 
米国がビッグ3救済で犯した致命的ミス --- 日経BP
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20090519/170327/?P=1
 
書きにくいことをしっかり書いてある良記事。いまだかつてないドル安が進むという予測の根拠について色々解説してある。ビッグ3救済の話はむしろオマケ。
 
書いてある内容には説得力がある。非常にやばい感じ。オバマ大統領が構造的なドル安を容認しているようだという記事を真に受けるなら、為替介入なんかじゃ対処できそうにないぞ。
 
1ドル=60円なんてことになったら、外需依存の会社の損失はすごいことになるだろうな。日本の貿易赤字も長期化しそう。
 
記事には書かれてないけど、ビッグ3が解体されて代わりに新しい組織が立ち上がり、 1ドル=60円で電気自動車やなんかで攻め込まれてきたら、日本の自動車産業もそれを受けて立つのは容易ではないだろう。これまでにも増して激変の時代が到来する予感。
 
2chの意見もわかれとる
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1241740497/
以下はドル崩壊予測を支持する意見

133 :名刺は切らしておりまして:2009/05/16(土) 02:22:13 id:O7vJROjg
こちらは、米国債金利と米住宅金利の比較、
http://bespokeinvest.typepad.com/bespoke/2009/05/30year-fixed-mortgage-rates-remain-low-as-10year-treasury-yield-climb.html
http://bespokeinvest.typepad.com/.a/6a00d8349edae969e201156f9271ee970c-400wi

昨12月から、国債(10年物)金利は2%から3%付近へ上昇、対する住宅金利(30年)は逆に下げ基調にある(あった)、
問題は住宅金利が直近で上昇の傾向(4.85%-->4.98%)を示し始めたこと、
せっかくの低金利での住宅購入を考えている人、および返済プランを持つ人にはBad Newsとなる、
これの背景は、昨日のオバマ大統領演説にある、
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=newsarchive&sid=aBeqJDUPOshk
『米財政赤字は「持続不可能」、皆さん準備してください』と、オバマ米大統領は14日、現在の米国の財政赤字は「持続不可能」
だと述べ、他国からの借り入れによって政府が資金調達を続けた場合、消費者向けの金利は急上昇するとの警戒感を示した。
そしてはっきりと、『もう米国債を買ってくれる中国を頼りにできなくなった、買ってもらうために金利を上げる必要がある』
とも言及、これでは、今後、国債金利は上がらざるを得ない、
又現在、米国債FRB買い取りで入札割れを防いでいるが、これも国債金利を上げさせている、
自国の国債(借金)を自国の機関が大量に買っているのだ、 これではみな不安になる、
そして、住宅債販売との絡みで、国債金利が上がると、住宅債を買ってもらうために住宅金利も上がる、これで住宅返済に支障が
出始め(差押さえの増加)、又、新規購入者が待ちの姿勢となる(住宅が売れない)、

結果、不況が長引く、
こちらは、国債金利と住宅金利のスプレッド(差)、
http://bespokeinvest.typepad.com/.a/6a00d8349edae969e201156f927408970c-400wi
これが意味するのは、住宅金利国債金利に近づきつつあるということ、 即ち、住宅金利の上昇である、
何やら、今回の米国債金利の上昇は、いつものそれとは趣を異にしているようだ、
かつては他国が買ってくれていた米国債を、$を刷って自国(FRB)で買い始めてしまった、
そして、つけは国民へ(高金利の貸付金、高税金、自国通貨価値下落)という構図となる、
そのつけを確認しておこう、
”高金利の貸付金”とは、住宅金利であり、又FRBの現在の低金利政策の転換(これは要注意、大恐慌はこれで起きている)でもある、
下記はFED金利の履歴、
http://www.ritholtz.com/blog/wp-content/uploads/2009/05/interest-rates-1950s.png
US Interest Rates Since 1950s
http://www.ritholtz.com/blog/2009/05/us-interest-rates-since-1950s/
社債国債金利に比べても、FEDの貸出し金利は歴史的低さにある、

134 :名刺は切らしておりまして:2009/05/16(土) 02:23:13 id:O7vJROjg
そして”高税金”とは(今後の)インフレであり、”購買力の低下になる通貨価値下落”は(基軸通貨の悪い面でもある)
大量印刷による$安である(下記に示す)、
http://static.seekingalpha.com/uploads/2009/5/8/saupload_purchasing_power.png
Dollar's Purchasing Power Annihilated
http://seekingalpha.com/article/136589-dollar-s-purchasing-power-annihilated-the-chart-they-don-t-want-you-to-see
the purchasing power of the dollar over the past 76 years has declined by 94%.
(過去76年で$の購買力は94%ダウンした、)

結局のところ、(いつもの事ながら)最終負担は国民に他ならないのだが、問題はその最終負担額が国民の負担の限界をとうに
超えてしまっていること、歴代の大統領は基軸通貨国の強みで、みな借金を重ねた、
http://zfacts.com/metaPage/lib/National-Debt-GDP.gif
National Debt Clocks
http://zfacts.com/p/461.html
とにかく、財務省米国債発行、FRBが$を刷って購入、それを他国に売ってずっと国の借金が廻っていたのである、
これが成立しないとドーなるか、
米国がデフォルトしか道がないと言われる所以でもある、

アーメン、

http://plaza.raku○ten.co.jp/555yj/