chintaro3の日記 

基本、チラ裏です。書いておくと頭の中が整理できますゆえ。

秋葉原のメイド喫茶事情2009年末まとめ

 
去年より、賑わってた気がする。但し、客層がずいぶん変わった。

ひとつは、AKB48の躍進がある。紅白に出場して全国区のアイドルとして名前が売れたことで、AKB48の本拠地である秋葉原の舞台を見に来る客が大幅に増加し、そのついでにメイドカフェに来る客も増加したものと思われる。メイドリーミンなんかはAKB48から流れてくる客で大変なことになっている模様。AKB48は2009年末の紅白にも2回目の出場を果たし、絶好調だ。「オタクの聖地」というよりは、既に「AKB48の聖地」と言うべき状況だとさえ感じた。 
 
「ひさしを貸して母屋を取られる」ってこういう状態を言うの?ちょっと違う?
 
それから、秋葉原が東京見物にくる観光客の定番ルートとしてすっかり定着したということ。オタグッズも今や秋葉の観光土産だ。中国産だけどね。こういう客にはメイドカフェの「萌え萌えキュン」とかいうお馬鹿サービスが土産話用に受ける。いったいメイドカフェメイドさん達は、いつから観光客相手の道化師になってしまったんだろうね。観光客相手の@home cafeやメイドリーミンは2009年末も絶好調。ぽぽぷれも「萌え萌えキュン」を導入。2009年4月〜6月に放映されて大人気だったアニメ「けいおん!」の、このシーンも、秋葉原の集客に一役買う結果になったものと思われる。

 
観光客がメインの客層になりつつあることを端的に示す傾向として、2009年に新規開店した多くのメイド喫茶が、初回入店時に「入会金」などと称して余分に500円程度のお金を取る。2008年末の時点ではそんな店は少ない、もしくはむしろ固定客をつかむために初回は割引する店まであったのに、ずいぶんな方向転換である。新しいお店は観光客にターゲットを絞ることで生き残りを考えているのかもしれない。
 
こういう、AKB48ファンや観光客の会話を聞いていて戸惑うのは、パソコンを普段は使ってない客がすっかり主流だということ。秋葉はもともと、電子部品の街→パソコン部品の街→パソコンゲームの街→ゲームから派生したオタグッズの街・・・と変遷してきたわけで、秋葉系オタクなのにパソコンを使わないなんて、有り得ない話なのだよ。つまり、ここにきていよいよオタクは秋葉の主役ではなくなってしまった・・・というのが2009年末の実態だと感じた。「秋葉原はオタクの聖地」という話は、既に過去の話としか思えなくなった。
 
 
◎「メイリッシュ」の質の高さは今年も不変。
 
☆注目株は「鉄道居酒屋LittleTGV」。2008年に開店しているんだけど、「居酒屋」っていうことで去年はチェックしてなかった。何が驚きって、女性客に人気があるということ。これは想定外でしょ。コミケで少年ジャンプが女性に占拠されちゃってる現象とか、「男っぽいけど女性に人気」っていうサービスが慢性的に不足してるんじゃないかと感じた。この方向の女性向けサービスはこれから伸びるかもしれない。
 
関連:
秋葉原メイドカフェめぐり2009年末1日目
2009年末2日目
2009年末3日目
2009年末4日目