chintaro3の日記 

基本、チラ裏です。書いておくと頭の中が整理できますゆえ。

公権力に対する対抗軸となりうるもの

 
お金は公権力の断片であるとして、それが暴走した時、暴走を止められるのは何か。
公権力≒群集心理的なものだとすると、これは難しい。例えば「情報」が潤沢かつ迅速に行き届けば、暴走を止められるかといえば、それは情報の内容によって、どっちに転ぶか分からないわけで、そんな単純な処方箋でどうにかなるものじゃないような気がする。
 
予防線としては、「そもそもコントロール不能になるような群集を作らない」という方法がありうる。なるべくコミュニティを小さく分割するとか。そうすれば、そのうちの1つが暴走しても、他への波及を抑えることが可能になる。コミュニティが小さければ、暴走もより早く収まることが期待できる。 こういう観点からいけば、地域通貨は正解、ということになる。 逆に、世界統一通貨なんていうのはもっともリスキーで最悪な選択ということになる。
 
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地域通貨などの新しいお金の試みが、それでもまだ既存のお金のイメージに引っ張られすぎているんじゃないか、という件。これはつまるところ、「数字」に頼ることの弊害のような気がする。「数字」に頼る限り、じゃぁ既存通貨との交換レートはいくらなの?みたいな話になってしまい、単なる「既存のお金の変形」という地位に貶められてしまう。
 
じゃぁ数字で測るのではなくて何で測るのか。言葉とか絵とか歌とか、そういうものだったら?それを取引の道具とするなら、物々交換みたいなイメージになっちゃうね。ただし、これがインタ−ネット上で行われることを前提とすると、旧来の物々交換とはちょっと違う所もある。物理的に物を交換するのじゃなくて、実際に交換するのは「文字データ」「絵データ」「歌データ」な訳だから、それらを流通の道具として使うことにかかるコストというのは、実は電子マネーと大して変わらないんじゃね?という。