chintaro3の日記 

基本、チラ裏です。書いておくと頭の中が整理できますゆえ。

面倒くさい日本人

ネタ元
http://lang-8.com/
 
基本的にはすごく良いサービスだと思う。ただ、実際にこのサービスの中で、外国人の日本語を添削している日本人の日本語を見て、なんだかなぁ、と思ってしまった。
 
外国人がカタコトで綴る日本語には、確かに文法的な間違いはあるから、「日本人ならこういう時、こう言うよね」っていうのをアドバイスしてあげることは出来る。でも、そんな事に何の意味があるんだろう?と思ってしまった。だって、彼らは日本人じゃないんだもの。外国人のカタコトの日本語にも、それはそれで味があるし、伝えたい内容は伝わってくる。それでいいじゃん。ぶっちゃけ、外国人が外国人らしい日本語をしゃべる権利だってあるんじゃないだろうか。いくら上品で文法的に正しくても、他人に押し着せられた表現では意味が無いんじゃないか。不器用でも自分の言葉で語る事の方が大事なんじゃないだろうか。
 
もちろん限度はあるよ。どうにも意味不明になっちゃってる文章とか、女性なのにヤクザ言葉になってるとか、そういうのは訂正してあげないといけないと思う。けど、実際良く見かける文末の「です」「ます」と「だ」「である」が統一されてない、とか、てにをはがちょっと変、とか、そんな細かいことどうでもいいじゃんよ。それを日本に住んでいない外国人に教えるって、ただコミュニケーションを面倒くさくする弊害しか無いんじゃないか? それより、もっとコミュニケーション自体を楽しもうよ。
 
日本人が外国語を学習するときの罠も、そこにあると思うんだ。日本人は日本語の細かい文法を守るのと同じように、外国語でも外国語の細かい文法を守ろうとする。それがある種の日本人の美学なんだよな。なんだけど、それよりも、伝えたい事が伝わることの方がもっと大事なんだっていう、割り切りみたいなのが、もっと必要だと思う。