chintaro3の日記 

基本、チラ裏です。書いておくと頭の中が整理できますゆえ。

無目的な方が疲れるのかも、という話。

 
はっきり自覚したのはコミケの時なんだけど。
 
コミケで、事前にチェックしたサークルをまわる時というのは、ちゃんと「次にどこに行くか」という目的を持った状態である。このときは、意識が「目的」の方に向いているので、ハードな状況であるにも関わらず、けっこう体も動くし、そんなに辛いとも思わない。
 
一方、目的のサークルがほとんどない日に、馴染みのないカテゴリーでもゆっくり見てまわろうかー・・・なんてふらふら歩いていると、これがすっげぇ疲れる。とにかく疲れる。なんでだろうね。
 
なんでだろうね。1つには、目的に向かって進んでいる時には、目的に関係ない情報(視覚情報だったり聞こえてくる雑音だったり)というのは、脳内でばっさり切り捨てられてスルーされるのに対して、無目的に「なんか面白いもん無いかなー」ってふらふら歩いている時には、そういう情報が全部一度頭の中に入ってきて、面白そうかどうかを判断しなくちゃならなくて、脳内の仕事量がむしろハンパない事になってる気がする。情報の洪水のなかでそれらの取捨選択を的確にやろうとすると、これがとにかく体力を消耗するように思われるのだ。これはコミケだけじゃなくて、ちょっと大規模な業界の展示会なんかも同じ。
 
・・・これって、実は日常生活の中でも言えるのかな、と思ったのだ。
 
毎日の生活の中で、目的を持ってメリハリをつけて生活している人と、無目的にだらだら生活している人。一般的なイメージでは後者の方が楽そうに見えるけれども、実は逆なのかもしれない。目的を持ってメリハリをつけて生活するほうが、実は楽なのかもしれない。