chintaro3の日記 

基本、チラ裏です。書いておくと頭の中が整理できますゆえ。

今の10代、20代のこと

今の10代、20代が何に重きをおいて、何に夢を感じるんだろう、ということがわからなくてもやもやしている。
 
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某経済評論家が電波の利権について何度も何度も口うるさく発言している。言っていることが的外れだとは言わないが、経済評論家というなら他にも色々ネタはあるはずなのに、なぜ電波の話にそこまで固執するのか。「電波」というものに実態以上の夢や幻想を抱いてしまっているから、としか思えない。今50代、60代の人というのは、TV放送が開始されて普及する時期に幼少期を過ごした世代であり、そこに何か特別な思い入れがあるのだろうと想像する。
 
自分たちの世代は、といえば、日常生活の中にTVが存在するのは既に当たり前だったから、別段TVに深い思い入れはない。その代わり、パソコンやTVゲームと一緒に成長してきた世代だったといえる。だから、コンピュータというものに対して、実態以上の夢や幻想を抱いてしまっている、という面は確かにある。自分が子供の頃は、「コンピュータが未来を切り開いてくれる!」みたいな幻想があったのだ。東先生の「SNSで政治をしよう!」みたいな話も、そんな幻想の延長線上にあるのかもしれない。しかし実際には、パソコンがいくら進化したって、結局多くは従来の仕事をただパソコン上に置き換える用途と、コンテンツを消費するためのツールとしてしか使いこなせていない。いまだにそんな現実を、直視できないでいる。
 
これが自分たちより一回り若い世代になると、ちょっと様子が異なってくる。CPUの性能はもう重要ではない。パソコンに別段深い思い入れなんて無い。思えば学校でパソコンの授業をするようになってから、若い人のパソコンに対する態度が変質してしまったような気さえする。 暇さえあれば携帯電話をいじっている人達とか、ニコ生に集まってくる人達が夢見ている未来、というものが、自分とはかなり異質のものなんだろう、ということだけは解る。