chintaro3の日記 

基本、チラ裏です。書いておくと頭の中が整理できますゆえ。

お金2.0的なことに物理法則を取り入れると

 
以前、GDPは生産面のみに着目した数字であり、廃棄に関する情報が盛り込まれてないのは片手落ちなんじゃないかという事を書いた。要するに、いくら生産効率を上げてじゃんじゃか生産したって、その一方でもし、廃棄するスピードまでどんどん上がっていたら、世の中全体としてはちっとも豊かにはならないだろうということ。生産と廃棄のバランスを見なければ、世の中が豊かになっているのかどうかの本当の姿はみえてこないはずだ。
  
プロダクツの価値というのは、価格だけではなく、それがどれぐらい長時間使用可能か、ということにも相関があると考えられる。例えば、同じ5万円のTVであっても、5年で壊れるTVと10年で壊れるTVとでは、10年で壊れるTVの方が実質的な価値は2倍あると考えることもできる。
 
電気であれば、電圧×電流=電力[W]になり、電力[W]×時間[h]=電力量[Wh]になる。
これをお金の場合で考えると、お金が電圧・電流・電力・電力量のどれに相当すると考えるのが妥当なのかはまだよく解らない。 電気代金は、基本的には電力量に比例する。一方、省エネの電気製品ほど価格が高くても買われたりする。このへん、綺麗な数式にまとめられないもんかね。
 
時間というのは容易に数値化可能なので、時間 を1つの指標として使うことは比較的容易。
GDPは必ず期間を明記して表記されるので、物理単位っぽく表記すると例えば[円/y](yはYearの頭文字]とかになりそう。一人当たりGDPであれば[円/y人]とか。
 
しかしある場面では、「お金で時間を買う」なんていう表現がなされる場合もある。物理法則であれば、電力は電力、時間は時間であり、電力が時間に化けたり時間が電力に化けたりすることは無い。(アインシュタイン相対性理論まで行くとどうなるのかは知らん) お金と時間を交換可能なものと考えると、これまた話がこんがらがってくるな。
 
中断。


参考
省エネルギー指標としてのGDP 原単位
http://eneken.ieej.or.jp/data/pdf/1494.pdf