chintaro3の日記 

基本、チラ裏です。書いておくと頭の中が整理できますゆえ。

海外のボカロファンサイトにピックアップされるイラスト

 
ネタ元
“Iroha Uta” Reaches One Million Views! --- vocaloidism
http://www.vocaloidism.com/2010/11/29/iroha-uta-reaches-one-million-views/

「いろは唄」の100万回再生を祝う記事なんですが、眼を引くのは並んでいるイラストです。
pixivにて「いろは唄」をキーワードに検索して出てきた絵の中から、気に入ったものをピックアップして並べてるんだろうと想像するんですが、こういうふうに並ぶと、やっぱ「外国人の目線から見る日本文化」みたいなものの見方が、自ずと浮き彫りになる気がします。
今回たまたま「いろは唄」をピックアップしましたが、同様のことは過去の他の曲の記事でも言えます。
 
pixivで見るのとはまた違って、外国の人の視線・価値観で選ばれた作品がアルファベットの文字に囲まれてたページに並ぶと、なんか品格が上がって見える不思議w。vocaloidismのスタッフの選び方や並べ方も、うまい。 これが、必ずしも有名な人の人気の作品ばかり選んでいるわけではなく、閲覧数が少なくてコメントも全く付いてないような作品でも必要に応じてピックアップされている、というのがいい。こうやって並べてみると、確かに、そのテーマでその絵が選ばれた理由が解る気がする。
 
「アート」「芸術作品」としての視線に耐えられるものが実はたくさんあるんだなぁ、という事にいまさらながら気付かされます。・・・pixivにある絵は、金持ちのコレクション対象にならないし、名門美術館に飾ることもできないって? そんなこと、アートの本質とは何の関係も無いよね。
 
さらに、「作品群」としてみると、本当にすごい。これだけ個性・バラエティーに富み、自由でありつつ、一定の纏まりもあり、かつ現在進行形でどんどん作品が発表されている場所というのは、世界中見ても、そんなにたくさん有るわけじゃない。
 
pixivにアップされている作品に対して、直接的に値段をつけて取引云々、などという話は寡聞にして聞かないのですが、でもそんな値段なんか付かなくたって、ここには凄い潜在価値が眠ってる。それが日本の内輪のコミュニティーの中でだけ認められるんじゃなくて、このまま成長して行ったら、世界のアートシーンの一角を担うような存在に成りうるんじゃないか!?という可能性を感じるですよ。昔の浮世絵がヨーロッパの芸術に影響を与えたように。
 
少なくとも、今のpixivの勢いは、昔の浮世絵に全然負けてないと思うんだ。
(もちろん、「いろは唄」に限った話じゃないよ。)