chintaro3の日記 

基本、チラ裏です。書いておくと頭の中が整理できますゆえ。

八枚看板活用:寅さん映画

 
男はつらいよ」って、悪役らしい悪役が居ないんだよな。
 
一枚目:寅さん
二枚目ヒロイン:櫻さん もしくは毎回違うマドンナ
三枚目:寅さんの舎弟
四枚目:おいちゃん&おばちゃん、御前様
 
悪役にこだわっちゃうと、五枚目以降が埋まらない。よく考えると、この話の場合、善⇔悪、という対比を使わない代わりに、地元⇔旅先、という対比で話を華やかにしているのだな。とすると、旅先で重要な役割をする人を五〜七枚目に並べるのが妥当な気がする。
五枚目:マドンナの本命の彼氏 全然目立たないことも多いけど
六枚目:旅先の普通の人
七枚目:旅先の偉い人
 
こんな感じか。映画なので八枚目座長が無いのはアニメと同じ。
 
つまり、悪役や敵役の代わりに、「旅行」という要素を取り入れたことが斬新だったのだな。この構成自体は今も使えるんじゃないだろか。旅行を海外旅行にすれば。寅さんは「海外旅行」っていうキャラじゃなかったし、国内の地方はだんだん均一化されて特色が無くなってしまったので、だんだん時代に合わなくなって行っちゃったんだな。
 
寅さん二世を立てて、全世界スケールの「男はつらいよ」があったら見てみたい気がするなぁ。海外の人にもウケるかもしれないし。