chintaro3の日記 

基本、チラ裏です。書いておくと頭の中が整理できますゆえ。

大震災が財政破綻の引き金を引く

 
ネタ元:
財政破綻は必至 http://agora-web.jp/archives/1227521.html

これは財政破綻ではないかもしれないが、日本経済破綻である。

 
この類の論調はしばしば見かけるのだが、1つ重要な視点が欠けていると思う。首都圏の大震災リスクである。
 
特集:関東大震災を知る --- study2 3度揺れた首都・東京
http://www.kajima.co.jp/news/digest/sep_2003/tokushu/toku02.htm
 
後の時代の分析で、関東大震災震度7以上だったと見積もられる地域の面積は、阪神・淡路大震災の10倍もの規模だったと言われている。阪神・淡路大震災が10兆円規模の被害だったなら、次に関東大震災級の震災が同地区に襲った時には、ざっくり見積もって100兆円規模の被害になる可能性があるという事だ。
 
また、東海地震東南海地震、南海地震が連動して起きたしまった場合にも、広範な地域で大変な混乱が起こることが予想される。
東海・南海・東南海連動型地震 --- wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E6%B5%B7%E3%83%BB%E5%8D%97%E6%B5%B7%E3%83%BB%E6%9D%B1%E5%8D%97%E6%B5%B7%E9%80%A3%E5%8B%95%E5%9E%8B%E5%9C%B0%E9%9C%87
 
こういう大震災が、自分が死ぬまでに起こる可能性は十分ある。
今のような余裕のない財政状況で毎年赤字国債をたれ流しているところに100兆円規模の被害の大震災が襲ったらどうなるか、という事も、考えてみるべきだ。
 
地震保険に入っておけば大丈夫なのかというと、この規模の震災になってしまうと判断が難しい。もちろん入ってないよりはましなのだが、仮に、全ての不動産所有者が地震保険に入っていたとして、大震災で大きな被害が発生し、被害者が一斉に保険金を受けとり、新しい建物の建築を皆が始めたらどうなるだろう。災害の復興は早いに越したことは無いのだが、震災の被害で供給がままならないところに大量の資金が保険金として放流されたら、急激なインフレが起こるのは間違いないと見ていいはずだ。