chintaro3の日記 

基本、チラ裏です。書いておくと頭の中が整理できますゆえ。

悲喜こもごも

 
今日読んだ記事。いろいろあるけど、これが同じ1日に上がってきた記事だと思って眺めると、感慨深いものが。
 
1つめ。世界の人口と収入予測の話題
25年間で35.2億人がBoP(低所得)層からMoP(中所得)層へ移行 --- 野村総合研究所
http://www.nri.co.jp/news/2011/111219.html
まんま直近の、これからの私たちの時代の話じゃないですか。インドどうなるんだろうマジで。
 
 
2つめ。日本の若者の話題
イノベーションを舐めるな、イノベーションは始まっている --- MITニート大學
http://d.hatena.ne.jp/Lacan2205126/20111220/1324347511
世界でどんどん人口が増えて、世界的な経済発展が進むことは既定路線なのだから、やることなんて腐るほどあるはずなんだよね。しかし、自分が途上国の発展を支援することで、自分自身がより豊かな生活が送れるようになるのかと言われると、正直それはよく解らない。道義的にそうすべきだ、という話だけでは、なかなか人は動かない。動けない。
 
 
3つめ。未来の話
SYNODOS JOURNAL : 「一般意志2.0」を現在にインストールすることは可能か?(最終回) 東浩紀×荻上チキ
http://synodos.livedoor.biz/archives/1871885.html
最初から読んでない人は読んで見ることをおすすめします。 「一般意志2.0」についてはニコ生か何かで東さんが解説していたのを聞いたことがある。本はまだ読んでない。これは対談してる荻上チキさんもすごいね。少々事前にネタ仕込んだぐらいでは、リアルタイムでなかなかこんな受け答えできないよ普通。

荻上 「思想をインストールすることで人間性と向き合うべし」というのが思想側からの回答だったのだけれど、現実的にそれは困難だ、と。それよりも社会の底にある「澱」のようなものをかき混ぜていく装置を用意すべきで、メディアとしては、言説そのものの入れ替え性を高める装置として、ニコ生やツイッターのようなものを参考に、アーキテクチャの見直しを提案する。そのような分析を、後世に向けて投げられたのがこの本だということですよね。

東 そうですね。でも基本的には、大衆は愚かで醜い存在であり、われわれはそれを徹底的に可視化すべきだ、というのがメッセージですかね。それに耐える、それと対決することこそ、これからのインテリの役割になるのでしょう。大衆を見ないで理想だけ語っても意味ないですよ。

「大衆は愚かで醜い存在であり」っていうのは、なかなか思い切った表現だね。
この文脈で行くと、お金と経済学というのは、なんだかんだいっても、その「愚かで醜い大衆」の津々浦々にまでそれを「インストール」させ、その上で現実に「愚かで醜い大衆」をコントロールすることに世界規模で成功している、という点で、人類史上画期的な出来事だったんだなぁと改めて思う。それが行き過ぎている感はあるけれども。
お金と経済学のキモは「数学」なんだよね。「数学」を味方に付けることで世界規模の展開が可能になった。東さんの話で欠けている部分があるとすれば、まだ数学を味方に付ける所にまでは来ていないという部分かな。
 
 
4つめ。
原発運動の盲点 --- 池田信夫blog part2
http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51763205.html
あえてノーコメント。言うまでもない。
 
世界の人口はどんどん増え、途上国は経済発展し、絶望する先進国の若者が増え、未来の思想を掲げる人も居れば、金儲けに勤しむ人も居ると。
私は何をすればいいんでしょうね。