・今のオッサン層にとってのメイドカフェっていうのは、昔（昭和の時代）の赤ちょうちんみたいな物なのかもな、と思う。昔の飲み屋と違うことは、酒抜き、タバコ抜きってことで、女の子の衣装がカワイイってこと。
今の飲み屋はリア充に占拠されてしまっていて、寂しいオッサンが一人で行ける雰囲気じゃないんだよな。しかも酒飲まないとなれば「飲み屋に１人で来て酒飲まないとか、何しに来たの」って話じゃん。かと言って普通の飲食店じゃ色気がなさすぎるし、一方キャバクラにハマるほどの覚悟もない。そういうオッサンに丁度いい。
・普段は他愛もない世間話を少々交わすだけだが、リアルに一生懸命お仕事している女の子たちを見て思うことは、「この子たちが将来、幸せな人生をおくれるようになる為には、いったい何がどうなればいいんだろう？」って事。かなり真剣に考えているつもりなんだが、さっぱり納得行くような答えは見つからない。もちろん中にはそんな心配ご無用っていう感じの、いかにもタフそうな女性も居るが、将来に不安を抱えながらも、それを抑えて刹那的な事になっている人もまた居る訳で、心配なことこの上なし。
伝統的な価値観に拠るならば、「いい旦那さん見つけて、結婚して子ども作って、幸せな家庭を築くことよ。」となる。それはそれで良い。今の私にはそれに反論できるような考えは何もない。ただし何割かの女の子は、おそらく生涯独身か、結婚してもすぐ離婚するようなことになるか、要するに何らかの理由で「幸せな家庭」を目標として設定することが難しい人も居る中で、脳天気なことばかりも言ってられない。
こういう事を考えるようになったきっかけの１つが、俺の場合、某セクシー系タレントの死亡だったりする。一応自殺ではなく病死と断定されたが、死後一週間も経ってから発見されたという話には、大変なショックを受けた。
正直、ぶっちゃけ、彼女がギルガメッシュナイトとかに出てた頃、彼女が２０ぐらいの時には、かなりお世話になりました。何回ヌイたか解んないぐらい。当時、深夜TVで放送されてたから、俺みたいな野郎は当時数百万人居たはず。そんな彼女が、時を経て、孤独死。ありえない。ありえないよ。世の野郎どもは一体何をしてたんだよ。一体、何がどうなったら、こんな不幸な結末が有りえるのか、訳がわからない。
なので、今２０歳ぐらいで、楽しそうにメイドカフェやモデルのお仕事をしている女の子たちを見ていても、「この子達の２０年後は、どうなっているんだろう？」と考えてしまうんだよな。余計なお世話だとは思うが、少なくとも、孤独死なんてことにならないようにするための方策ぐらい、ありそうなものだ。
