chintaro3の日記 

基本、チラ裏です。書いておくと頭の中が整理できますゆえ。

勘違いと思い込みで成り立っていること

 
大量に買い込んだコスROMの感想を書いておこうとは思うのだけど、どうも書きにくい。
というのは、これはまぁ同人作品全般に言えることなのだけど、ある種の「勘違いと思い込み」で成り立っている部分が大きすぎて、それを無条件に肯定するのも無責任な気がするし、かといって冷めた目線で常識的なこと言っても面白くないし、難しいもんだなと。
 
思えば、「勘違いと思い込み」で成り立っている部分て、同人作品に限らず、世の中多いよなと。たとえばAKB48の人気に、「勘違いと思い込み」で成り立っている部分が無い、と言ったら明らかに嘘だ。プロデューサーというのは、意図してそういう状況を生み出すのが仕事のようにも見える。中2病と言われるものの正体も「勘違いと思い込み」にあるだろうし、2chの偏った意見にも少なからず「勘違いと思い込み」が散見される。コンピューターとかインターネット技術が未来的な素晴らしい物であるかのように考えるのも、今思えば「勘違いと思い込み」だったのかもしれない。
 
あえて、死ぬまで「勘違いと思い込み」を貫くという行き方も、それはそれでアリ。いわゆるエンターティメント全般に、「勘違いと思い込み」は付き物であるというか、むしろ「勘違いと思い込み」こそがエンターティメントの本質だったりするんじゃないかという気もしてくる。「勘違いと思い込み」の度合いがひどければ酷いほど、面白い作品であることが多い。フィクションの映画を見て、「どうせフィクションなのに、何喜んでんの?」なんて態度を取られたら、エンターティメントとして成り立たない。あえて嘘にのっかることで楽しめることもある。
 
コスプレっつーのも、難しいもんで、徹底的に本物志向でお金と手間暇をかけて作りこめば、それが良いコスプレなのかというと、必ずしもそうではない。あえて「作り物っぽさ」を残したほうが、楽しさを演出できる場合もある。 また、本物のプロのエンターティナーというのは、意識して「勘違いと思い込み」な状況を作り出すわけであるが、アマチュアの場合、必ずしもそうではなくて、天然な「勘違いと思い込み」があったりして、そこにプロとは違う面白さがあったりする。 それに関して、良いとか悪いとか、何も言えないよな。