chintaro3の日記 

基本、チラ裏です。書いておくと頭の中が整理できますゆえ。

LCDの発色問題続き

 
世の安っすいLCDの発色がデタラメな事が解ったので、それに順応した調整が出来ないか試しているのだが、

(1)輝度が下がると彩度まで下がるタイプの液晶ディスプレイ
これは国産の液晶TVでも見られる現象。液晶TVが世に出回り始めた時から気になってるんだけど、よくみんなこんなので我慢してるよね。まぁ確かにしばらく見ていれば慣れちゃうんだけど。
この「輝度が下がると彩度まで下がる」っていう現象がなぜ起こるかというと、液晶パネルの画素の光漏れが、結局はボトルネックになっているんだろうなぁ。
 
(2)表示が白っぽいタイプの液晶ディスプレイ
これもやっぱり、光漏れを誤魔化すために、全体を明るくする戦略な訳でしょ。このタイプだと、輝度が下がった時の彩度の問題は、確かに相対的に目立たなくはなるのだけど・・・
 
 
この2通りがあるせいで、両方で綺麗に表示される画像を作るって、なんか無理ゲーに思えてきた。
(1)の問題を回避するために、予め彩度を上げておくと、(2)のディスプレイでは明るい部分の色が飛んでおかしくなる
(2)の問題を回避するために、適正露光もしくはやや暗めの絵作りをすると、(1)では彩度が落ちて酷い絵になる。
 
EIZOのディスプレイで見た状態で、限界ぎりぎりまで彩度を上げても、(1)のタイプのLCDで見ると、影の部分が酷い事になる。もっと彩度上げろってか。嫌だなぁ。これ以上は彩度上げたくない。かといって、輝度を上げると、(2)のディスプレイでは白飛びで変な事になる。

で、プロはどうしているのかというと、広告などで綺麗に見せたい場合は極力影の無い、平面的な絵作りで誤魔化してるんだな。輝度や彩度に幅がない画像だと、この問題は目立たない。
 
程度の差こそあれ、EIZOの液晶ディスプレイでも、原理的にはこの問題から逃れられないはずなので、あんまり信用できないけどな。
 
しかし、こんな低次元な事やってるのが2013年て、信じられないわ。
 
 
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PCショップへ行って、今どきのPCディスプレイ(バックライトがLEDのやつ)の売り場へ行ってみて、さらに驚愕の事実が。
いろんなLCDディスプレイがデモ展示されてるんだけど、全部のディスプレイが全面、白表示になった時、ディスプレイによって微妙に黄色かったり微妙に青かったり(ここまでは許せる)、微妙にピンクだったり微妙に緑だったり(!)、実にファンシーな色合いになるのである・・・!
・・・あのさぁ、この惨状みて、みんななんとも思わないの? まぁ、キャリブレーションすれば、簡単に直せるレベルだよ。でもさ、ならばキャリブレーションして売れよ。なんつーか、製品に愛が無い。細部に神が宿ってないよね。
事情は解るんだよね。白色LEDってのは、実は作りっぱなしだとバラつきがけっこうあって、微妙にピンクとか微妙に黄色とか微妙に青いとか微妙に緑とか、色々できちゃうの。1個づつ見ると解らないレベルだけど、並べると解る。で、それを無選別でバックライトに使うと、画面の場所によって色合いが微妙に変化して売り物にならないので、せめて同一画面内だけでも同じ色合いのLEDを寄せ集めてバックライトを作る。でもそうすると、全ての商品を完全に同じ状態には出来ない。赤っぽいのを寄せ集めた子、青っぽいのを寄せ集めた子、緑っぽいのを寄せ集めた子、黄色っぽいのを寄せ集めた子・・・と、いろんなのが出来ちゃう、と。まぁそういう事なのね。
いや、でもまさか、それをキャリブレーションしないで出荷して、そのまんま店頭に並べてファンシーな色合いを披露してるとは思わなかったわ。 
 
ブラウン管がまだ店頭に並んでた頃のLCDは、ブラウン管と見比べて見劣りしないように、もうちょっときっちり品質管理されてたと思うんだよな。まぁ、値段も高かったしな。それが今じゃ、このありさまだよ。