chintaro3の日記 

基本、チラ裏です。書いておくと頭の中が整理できますゆえ。

PC売り場の事

 
PC修理技術者検定の本をちょっと読んでたんだけれども、イケてなさすぎてげんなりした。教科書的な立ち位置の本なので、あまり具体的にメーカー名や機種名を挙げにくい、というのは解るのだが、中途半端にデファクトスタンダードを事例に挙げつつ、「論理的に検討しなくてはなりません」とか、頭が悪いにもほどがある。インプットが具体性の無い、抽象的なふわふわした説明しかないのに、具体事例無しで論理的に思考せよって言われたって無理だろ。少なくとも、Inputを自発的にGetする道筋ぐらい書けよと思うのだが、それって要するに「ggrks」の一言で終わってしまう訳で、そうすると、この本の存在意義自体が無くなるというパラドクス。しかも、そのデファクトスタンダードが既にオワコン化して久しい物が多すぎてさびしいことこの上なし。思い返すと、iphoneが出た時点で、いわゆるPC/AT互換機が一気にオワコン化してニッチな市場に縮小してしまうのは既定路線だったんだろな。Win95が出た時に、それ以前のPCが一気に旧式化したのと同じ現象だ。
 
それをふまえて今のPC売り場を見ると、あまりにもあまりにも、旧態依然としすぎていて、これまたげんなりする。買い手にしてみれば、メーカーとか細かなスペックとか、どんどんどうでもいい話になりつつあるので、具体的に何向きかというのをもっと前面に押し出すべきだろう。「ビジネスマンの出張向き」「ゲーム向き」「オフィス用」「音楽制作向き」「動画編集向き」「写真向き」「マンガ・CG書き向き」とかさ。明確な目的を持って、しっかりお金をかけて、良いPCを欲しいと思っている層に何もアピールしてなさすぎ。この、どれにも向かない、ただ安いだけのPCをずらっと並べて、アホかと思うわ。