ボカロの何がダメになったのかというと、人気取りや金儲けばかりが注目されて、遊びの要素が2の次になってしまったあたりから、おかしくなってしまったんだと思うんだよな。いや、ボカロで遊んでる人は沢山居るはずで、そこにスポットが当たらなくなったというだけの話のはずで、そういう所では面白い物が作られてて、全然ダメじゃない。そこを大事にしていかないとな。
クールジャパンていうのが、なんで根本的にイケてないかというと、遊びの要素が無さ過ぎなのな。既に成功した人の尻馬に乗って、稼いだり評判を上げたりすることしか考えてない。なんてクソなんだ。
おもちゃに、「レゴブロック」ってあるじゃん。俺も子供の頃よく遊んだ。レゴブロックで、たとえば飛行機を作ったとする。それって、まぁ、大まかな形は似せる事が出来ても、細かい所は全然違っていて、想像力で補いながら遊ぶ事になるから、作った本人以外には何だか解らないようなものだったりする。子供がレゴブロックを組み合わせて作った、そういう「何か」が、ヒット商品になったりするなんていうことは、まず有り得ない話なんだが、だからといってそれが無駄な物だなんていうことは全然無いでしょ。ボカロってのも、ある種そういう、レゴブロックみたいなもの・・・なのかもな、と思った。そこで大事なのは、まず遊び倒すことなんだよな。それ抜きで、「何か付加価値のあるものを！」なんて言ったって、せいぜい何かのパクリみたいな事しかできないんだよ。
「遊び」をぬきにしては、一流には成り得ないんじゃないかと思う。
