chintaro3の日記 

基本、チラ裏です。書いておくと頭の中が整理できますゆえ。

ペトロダラー関係の記事を読みあさってみた

・ペトロダラーシステムとは
 原油天然ガス国債取引に米ドルを強制するシステムのこと。
 
 
・ペトロダラーシステム破壊工作と防衛の歴史
 ・2000~2003年 イラクがユーロでの原油取引→米国が攻撃して抹殺
 ・2011年 リビアがアフリカ共通通貨で原油取引→侵略・占領
 ・2000~ ベネズエラが自国の原油を米ドル以外で取引しようとする→ベネズエラは超インフレで経済崩壊
 ・911
 ・ロシアがユーロで原油天然ガスの取引→ウクライナに親米政権を樹立してクーデターを起こさせる
 
 
・ここにきて、ロシアと中国が手を組んで、ペトロダラー破壊工作を本格化
 ・現在、サウジの原油を最も多く買っているのは中国
 ・アメリカは自国のシェールオイルの利益のためにサウジに原油の減産を迫り、サウジを怒らせた
 ・中国はロシアからも原油を買っている。中国の要求をサウジが飲まない場合、中国はロシアから買えばよいが、サウジの経済は中国産品に頼っており元が必要
  →サウジが元で中国に原油を売り始める。ついに風穴が空いた。中国とロシアが相手では米国もうかつに手を出せない。
 ・ここにインドも加わる模様。ロシア、中国、インド、イラン、トルコが米ドル以外での決済を増やしている。それぞれの人口は ロシア1.4億人、中国14億人、インド13億人、イラン0.8億人、トルコ0.8億人 これらすべての国をアメリカがコントロールする事は、もはや不可能。ここにサウジアラビアをはじめとする中東が加わる可能性が高い。中東の経済は米国産の産品に依存していないので難しい話では無い。むしろ、なぜ中東が今でも米ドルを使っているのかが不思議なレベル。
 ・イランはインドなどが未払いだった代金もユーロで回収する方針。これをアメリカが阻止する事は難しいのではないか。
 
 
・米国の態度の硬化
 ・米ロの核軍縮放棄の話。ペトロダラーはアメリカの生命線だ。米国はなりふりかまってられない。
 ・米中の貿易問題。ペトロダラーはアメリカの生命線だ。米国はなりふりかまってられない。トランプが馬鹿なので中国に喧嘩を売っているという訳ではないのだ。
 ・米国の半導体メーカーが中国企業半導体を売るのをやめて中国企業が破綻した話とか。
 
 
もし、米国製の半導体が世界市場を独占していたなら、ペトロダラーの代わりに半導体ダラーという道がありえたかもしれないが、半導体原油と違ってどこででも作れるので、この道は無理だ。実際には大半の半導体は米国以外で作られており、アメリカが半導体の輸出を止める嫌がらせに対抗して中国も半導体の輸出を止める嫌がらせをしたら、本気で困るのはどちらかというとアメリカの方だろう。
 
 
・ドルからの脱出
 ・アメリカの対外債務は2016年時点で8兆ドル以上 ロシアは20兆ドルと主張 財政の累積債務は2015年で18兆ドル
 ・仮想通貨の盛り上がりも、実はこの話とリンクしていた可能性がある。
 ・中国政府が中国の銀行に米ドルの購入を禁止
 ・中国が大量の金を買い集めているという話。中国は大量の米国債も買っているが、もはやこの米国債は自国通貨の安定化のためではなく、いざというとき大量売却して、米国経済を攻撃するための武器として保有していると考えるべきだろう。それに対抗して米国は取引を禁止させることができるが、それは同時に米国債の信用が無くなることを意味する。戦争になれば米国国債は紙クズだが、そんなことは承知の上でペトロダラーを破壊しようとしている。その方が中国の利益は大きい。
 ・ロシアも金を集めている。
 ・アメリカに預けていた金を自国に引き上げる動きが各国で加速
 ・ドルの供給を絞ってドル不足を演出する動き。ただしこれが長続きするとは思えない。
 
 
ペトロダラーが完全に崩壊しても、米国は自国で食料をまかなうことができる。なので、普通の国になるだけで、言うほどひどい事にはならない可能性は有る。ただし、それは莫大な債務の取り扱いを間違えなかった場合の話。
 
追記:
この一連の流れを読み解いてみると、ロシアがトランプを支援した理由も見えてくる。トランプのような、いかにも白人至上主義を体現するような男が米国大統領になってくれれば、中東の反米を加速させ、ロシア・中国陣営に引き入れるのには好都合なのだ。サウジアラビアとイランが宗派的な違いで仲が悪い事く、話がこじれているが、そうは言ってもイスラム教だ。キリスト教アメリカとサウジアラビアが本音で仲良くするなどというのが、どだい無理な話なのだ。米国がサウジアラビアの王家を支援する理由は、単に原油の為であり、王家が都合よく利用されてきたにすぎないという事が明るみになるにつれ、これ以上サウジアラビアアメリカが友好関係を続ける事は無理、という状況が、やがて来るはずだ。
 
サウジアラビアがペトロダラーシステムの米国との約束を破って元で中国に原油を売った場合、それはサウジアラビアアメリカの軍事的な支援を受けられなくなる事を意味する。しかし一方、サウジアラビアは莫大な米ドルを、株や債権の形で持っている。本来なら、政府ー王家間の取り決めとしての支援が失われても、サウジアラビアが持つ米ドルの力で、当面は米国製の武器を購入し続け、実質的な米国の支援を受け続ける事が可能なはずだ。しかし、ペトロダラーシステムが崩壊した後に、米国が武器をサウジアラビアに売り続けるかどうかは、かなり微妙な話だ。米国は、なんやかんやと難癖を付けて、売るのを渋る可能性が高いと思う。なぜならそれは、アメリカにとって実質タダ働きにひとしいからだ(正確に言うなら負債の償還だが、アメリカ人はいつかそれをサウジアラビアに返さなくてはならないなんて誰も思っていない)。サウジアラビア人のためにあくせくタダ働きするアメリカ人など、誰が想像できるだろうか? それをしたくないアメリカの最後の手段としては、サウジアラビアの米ドル資産を凍結してしまう可能性すら排除できない。サウジアラビアの王族の米ドル資産を管理しているのは、実質的にアメリカ政府なのだ。もし凍結されてしまったら、その時、サウジアラビアがロシアや中国に支援を求める可能性は十分ある。ロシアや中国も、むしろそれを歓迎するだろう。そうなった時、米ドルの国際的な信用は地に落ちる。それに備えてロシアや中国は大量の金塊を買い集めているし、ロシアや中国にとって、米国債が紙クズになることは、もはや織り込み済みのようだ。
 
アメリカがサウジアラビアのためにタダ働きするのか、それとも米ドルの国際的な信用を失う道を選ぶのか、それら以外の道を選ぶとするなら、戦争でも起こして世界を混乱に陥れるぐらいしか、もはや米国の選択肢は無いように見える。それとも、イスラム教かつ中東の出身者をアメリカ大統領に選ぶなどして本気でサウジアラビアとの友好関係を築く?ないない。
 
その時、日本は、どう行動するべきなんだろう?
 
さらに追記
金、銀、プラチナの価格推移を改めて見てみると、金と銀が過去5年ぐらい、不自然なほど安定している。大口が、安定的に買い集めているなら説明がつきそう。プラチナは金より安くなっている。