chintaro3の日記 

基本、チラ裏です。書いておくと頭の中が整理できますゆえ。

meshmixserで遊んでみた

結論:粘土で作ってスキャンして3Dに取り込んだほうが早い。
 
なるほど、それで原型師っていう仕事があるわけか。納得。
 
meshmixerのツールを適当に使ってみただけだけど、とにかく思い通りの形になりゃしない。2次元のモニタ上で3次元のものを作る事の限界を感じる。わけのわからないものは簡単に作れるが、スカルプトだと直線がひけないことにまずいらいらする。ブラシが丸しかないのも問題。このへんが無料ツールの限界か。しかし、上位ソフトでもスカルプトモードはあまり変わらないと思われる。メカCADに慣れてるせいもあるとは思うが、適当にあそぶのならともかく、「なにかこうしよう」と思ったときに微妙な加減が無理すぎる。
 
 
 
meshmixer上で、型を作る方法が解った。
①型を取りたいモデルを配置
②メッシュからソリッドモデルに変換 (パラメータに注意。細部が訛らないようにパラメータを設定する)
③プリミティブにある形状から、立法体を選んで全体にかぶせる。
④立方体もソリッドモデルに変換する。
ブーリアン演算で引き算する。(パラメータに注意。細部が訛らないようにパラメータを設定する)
 引き算したあとも、meshmixer上は元のモデルが表示されたままになっていて、なんだかよくわからないが、ここで、立方体をエクスポートして立方体だけを読み込んでみると、モデルの型が取れた状態になっていることがわかる。
 これをそのまま3Dプリンタで出力すれば、面倒な型取り作業無しに、型が作れるわけだ。(使い捨ての型の場合)
 石膏の型をつくるのにいいかもしれん。
 
 今までは
 
 原型を作る→型取りする→複製する
 
 だったのが、
 
 原型を作る→3Dスキャンする→meshmixer上で型取りする→3Dプリンタで型を出力→複製する
 
 になるわけだ。
 こうすると、何がいいかというと、
・型取りで原型を壊したり汚したりする心配が無いこと。原型がふにゃふにゃでも大丈夫。
・型というのはサポートが不要な形状になるということ(サポートが必要な形だと、成型後に型からはずせない)
・型の割り方についてPC上で試行錯誤できること。
・型取りで部屋が汚れないこと! ←重要
 
3Dプリンタの出力は角がなまるので、型割りの合わせ目の痕が目立ちそうな気はする。
位置合わせの凸凹も同じ手順で作成可能だが、凹側が小さめになりがちで寸法調整が必要という問題もあるな。