chintaro3の日記 

基本、チラ裏です。書いておくと頭の中が整理できますゆえ。

スターウォーズ

映画館でスターウォーズの新作を見てきた。
 
感想。一言でいうと、全然新作を見た気がしない。既視感のあるシーンばっかり。それを良いと思うか悪いと思うかは人それぞれ。
 
それで、映画を見ながら考えていた事は、「この世界観を支えるベースにある価値観とか世界観てどんなものなんだろう」ということ。
 
少なくとも、今の日本人にこの映画を作ることはできない。
日本だけではなく、おそらくアメリカ以外の国がこのような映画を作る事は無理だ。
 
アメリカの、何が、こういう映画を作らせるんだろう?
 
1つは、キリスト教的な世界観が影響しているという事は有ると思う。
幼い時から毎週日曜日に教会に通って神父or牧師から聖書の話を聴く、というような文化的な背景が影を落としていると思う。
一言で言うなら、やつらはSF界のバイブル(聖書)を作ろうとしている訳だな。だから飽きもせずひたすら壮大な物語をいつまでも作り続ける。分厚い聖書を作るかのように。
 

キリスト教の文化圏の人たちが、「あ、こいつらバイブル(聖書)を作ろうとしているんだな」というシーンには、時々でくわす。
たとえば Linux がそうだ。何が Linux のコミュニティを支えているのかと言えば、「自分達は今、コンピュータの歴史における聖書を作っているんだ」っていう誇りと責任感だと思うのね。
これは、「聖書」という文化を持たない日本人にはなかなか理解できないことだ。
 
もう1つは、アメリカが移民国家であり、団結するために解りやすい敵が必要だという事。
その敵は、ヨーロッパかもしれないし、日本や中国かもしれない。すくなくとも、かつてヨーロッパや日本とアメリカが戦った歴史が影を落としている、と思う。