chintaro3の日記 

基本、チラ裏です。書いておくと頭の中が整理できますゆえ。

8時ダヨ!の思い出

うちは母がドリフ嫌いで、母がTVの前に居る時は「8時ダヨ!全員集合!」を見る事が出来なかったんだよな。
台所仕事とかしててTVの前に居ない時だけこっそり見てた感じ。あと、再放送もあった気がする。それで親が居ない時に見てた。
小学校の女の先生(戦争体験世代)も、みんなドリフに批判的だったな。
戦争体験者から見たら、戦時中の歌の変え歌とか、兵士ネタとかには、嫌な思い出を連想させられてしまうような所があったんだろうな。
 
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どういう理由だか知らないが、うちの母はこの曲が大嫌いでな。よっぽど何か嫌な思い出とセットだったんだろうと思う。
なので、「この世界の片隅に」のマンガやアニメに、全く無批判にこの曲が出てきたことには正直驚いた。
もっとも、一般的な話ではなく、個人的な問題だったんだろうとは思う。
1970年代といえば、まだまだ田舎では隣組の仕組みが生きていた時代だったし。
 
戦争経験世代からの、そういう批判の声がドリフのメンバーや関係者に届いて無かったはずはないのよな。でも、その中でその芸風を貫き続けた。
ずっと「ド・ド・ドリフの大爆笑~♪」はテーマ音楽だったし。
 
結果的に、ドリフがあの時代を作ったんだよな。日本の田舎ではそれまで「お笑い芸能」っていうもの自体があんまり馴染みが無かったはずなんだ。ラジオで落語を聞くぐらい。TVの笑点は当時から人気だったか。そこでドリフターズがヒットして、日本のお笑い文化の地盤を作ったっていう意味での功績はとても大きかった。漫才ブームはその後の話。
 
歌舞伎や落語だと「2代目を襲名」とかあるじゃん。今の芸能界にもそういうのが出てきてもいいと思うんだけどね。
今の子供が生のドリフターズを見られないというのは、ちょっと残念な気がする。
吉本新喜劇はあるか。でもちょっと違うよな。