chintaro3の日記 

基本、チラ裏です。書いておくと頭の中が整理できますゆえ。

法人ユーザーはいつまでも蚊帳の外なの?

 
ひろゆき氏、新ニコ動は「あさっての方向に進化」 --- IT-media
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0803/05/news132.html
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0803/05/news132_2.html
 
この記事、とても面白かった。
ここだけ気になった。

ドワンゴ小林宏社長はニコニコ動画の事業について「まだ赤字です」と告白。「広告と市場の売り上げは想定通りだが、有料会員の伸びがペースダウンしている」といい、プレミアム会員になるための導線を分かりやすくしたり、満足度を上げるための施策を打っていきたいと話した。「ただ、露骨に誘導するということは、あまりやりたくない」

 
有料会員の伸びがペースダウンしていると。これは良くないニュース。でもなぁ、感覚的には、そりゃそうだろうなぁ・・・
 
・こういうサービスにホイホイお金を払いたがる人は、もうほとんど会員になってしまった?。国内のパイなんてそんなもん?かもね。
・単に広帯域で高画質を見たい人は、他のサービスを利用するよな。高画質を望む人にはニコニコのコメントは邪魔なわけで。コメント自体はデータ量が少ないから、プレミアムである必然性は低いし。
・プレミアムの人は金を払って広告も見させられるというのは、腑に落ちない気分。やっぱり広告がうざい。いや、広告自体がエンターテイメントになるほどクオリティが高いとか、あるいは広告が好き!という人もいるかもしれないから、プレミアムになったら広告表示のON/OFFを選べます、ぐらいはサポートしてほしい。あるいはプレミアムの人には同じ広告を2回以上繰り返し表示しないとか。できないかな。
 
で、さらに野次馬な発想なんだけど、ニコニコに動画をUPするユーザーを、まず4つに分類してみた。
 
(1)個人ユーザーが趣味・娯楽としてニコニコ動画を利用するケース
(2)個人ユーザーが個人事業主(プロ)としてニコニコ(以下ry
(3)法人ユーザーが法人の事業・宣伝としてニコニコ(以下ry
(4)法人ユーザーが社会奉仕としてニコニコ(以下ry
 
今、動画をUPしている人の大半は(1)だな。
で、セミプロとかプロの人も交じっているけど、個人事業主というのは趣味を仕事にしてしまったような人が多いこともあって、(1)と(2)の境界はかなりあいまいだったりする。
けど、有名なプロ(TVによく出ているような)の自発的な参加というのは、事実上、ニコニコ動画から排除されてしまっているように見える。なんでだろ?匿名であることが徹底されすぎ?。これをもうちょっと上手に取り込む工夫はあってもいいんじゃないかな。有名人がUPしたくても、UPできる空気じゃない。
何が何でも参加者みんなが匿名を貫く、というポリシーは、それはそれで画期的なことで新しいんだけど、うーん・・・ちまたのブログ程度には、実名を晒す有名人がでてきても、いいんじゃないのかなぁ。
(3)はよしもとのケースなんかがこれにあたるか。あれ?いつのまにかよしもとボタン消えてる・・・。
ぶっちゃけ、私、吉本のニコニコ動画、1本も見てない。意地でも見てない。だってなんか、フェアじゃない気がするんだもん。経緯が不透明すぎる。そりゃまぁ、企業対企業の契約内容が公に晒されるなんてありえないんだけど・・・。でも、理屈はともかく、心情的に、企業が企業として動画UPしたいと思った時、ニコニコの誰に何を申し出てどのような手順を踏んで標準でいくらぐらい払えば、法人の動画を公式にUPできるのか、みたいなことが、もうちょっときちんと公に告知されてもいいんじゃないかと思うんだよなぁ。どうせバレるんだからさ。
(4)は?知らない。きいたことない。
 
で、何がいいたいかとゆーと、(2)、(3)、(4)のエリアの潜在顧客はまだまだほとんど手つかずなんだなってこと。この方向になら、まだまだ成長の余地があるように見える。
 
ひろゆき曰く「あさっての方向を目指します」と言っているから、あえて(1)だけを責め続けるんだろうか。うーん。企業なら、自前で勝手にすきなWebサーバーを立ててサービスすればいい訳で、そもそもニコニコに頼る必要がないのか。そうなのかなぁ。
 
 
そういう観点でみたときに、はてなニコニコ動画の新機能を利用したサービスを早速盛り込んだというのは、ユーザー区分としては貴重な(3)の事例に当たる。
しかも、過去の数々の失敗事例と違って、大勢の利用者に歓迎されている。ここから何か新しいアイデアが派生して出てこないかな。