chintaro3の日記 

基本、チラ裏です。書いておくと頭の中が整理できますゆえ。

ラサってどこよ。

 
GoogleEarthでラサを見てみた。アルファベットではlhasaって書くのな。圧縮ツールみたいだ。
 
GoogleEarthで見てわかること。

  • 場所はエベレスト等の山脈の北側。エベレスト等の山脈が国境らしく、国境の南側はネパールやブータンなど。雨や雪の大半は山脈の南側でほとんど降ってしまうから、北側は乾燥した風が吹き下ろすことになるんだろう。かなりの乾燥地帯。
  • 川の周辺では普通に農耕が見られる。ごく一部だけどだんだん畑も発見
  • 山はほとんど禿山。とにかく山に木が全然生えてない。チベットは広いけど、大半の場所はそういう禿山で、人が住めそうに無い自然環境。
  • 山に木が生えてないから、たまに大雨が降ったりしたら逆にとんでもない大洪水になる危険がある
  • 人が住めそうなのは、川の近くで水を得ることができ、かつ洪水の被害にあう心配もなさそうな、ごく限られた場所。
  • チベットのさらに北は、広大な砂漠。タクラマカン砂漠というのか。砂漠の砂丘は写真で見るには奇麗だけど、なんかもう想像を絶する自然環境。ここは地球なのか?
  • 意外なことに、lhasaの近郊にはたくさんのビニールハウスがある。都市部の金持ち向けに高級野菜でも作っているんだろうか。
  • lhasaの都市部は・・・まるっきり中国共産式の不自然な街並みだ。広くてまっすぐな道路にかっちり規格化されたアパートが立ち並ぶ区域とか。
  • GoogleEarthは航空写真を表示するだけじゃなくて山岳部は3D表示になるので、エベレスト付近を低高度でみていると突然断崖絶壁にぶちあたったりしてなかなかスリリング。ちなみに山にぶちあたると、視点は山の表面をずりずり滑るように引っ張り上げられる。おもしれー。
  • ネパールやインドでは中国のような規格化された都市政策は見られない。当然だけど、町並みが全然違う。
  • 普通、GoogleEarthでは国境は黄色で表示されるんだが、チベット周辺には赤線や薄い赤線で国境がひかれているところがある。ひょっとしてこのへん、今だに国境決まってなくて揉めてるのか?

 
なんというか、俺の感覚からすると、なんでこんな自然環境の厳しい所に昔から住みついているチベットの人たちの価値観がよくわからないというのがまず正直な感想。そしてわざわざそんな辺鄙な所に乗り込んでいって、土地を略奪してまで中国式の街並みを作ろうとする中国人もよくわからん。大した産業も無い割にはとてつもなく広大な地域なので、ちょっとした武力制圧で簡単に中国の国土にできると考えてこういうことをしていたのだとしたら、それは非難されて然るべきか。