chintaro3の日記 

基本、チラ裏です。書いておくと頭の中が整理できますゆえ。

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[注目の記事]東海大学ル・マンプロジェクト!
週間Playboy読んでて見つけた記事なんですけどね

東海大学 ル・マンプロジェクト
http://www.u-tokai.ac.jp/lemans/
写真は次の記事からの転載
http://sankei.jp.msn.com/sports/other/080424/oth0804241814011-n1.htm

前代未聞の大学のチームがル・マンの24時間耐久レースに初参戦できるという話。
これはすごい。世界の名だたる強豪と正面きって競おうというのだ。
 
予定は

6月1日 ACO ル・マン合同テスト
6月9・10日 車検
6月11・12日 予選
6月13・14日 決勝

 
だそうですよ!

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なんでこの記事にこんなに反応してしまうかというと。
日本は大量生産は強いのだが、職人芸的に少量で高品質な工業生産品を作ろうとしたときに、残念なことばかりで最近。
 
「あー日本はまだまだだな、ヨーロッパに負けてるな」 
 
少量生産はたいてい、大企業が本腰を入れて取り組まないので、中小企業の飯の種になる。んだが、中小企業は買い叩かれるので、本来お金をかけるべきところに潤沢な資金を投入できない。
そして中途半端な出来損ないが生まれ、安く買い叩かれ、現場のプライドは育たない。
 
一方、同じ技術課題に対してしっかり考えて作りこまれた製品・・・けして数が出るものではない・・・が、ドイツなんかで先行してしっかり出来上がっていて、それを輸入するしか選択肢がない状況になっていたりする。「なんでこんなものが国産でどこにも無いんだ?なんでヨーロッパには既にちゃんとあるんだ?」っていう。
日本で工業製品は「数の理論」が優先されすぎてしまっていて、「数は出ないが重要な技術」というものがあまりにも疎かにされている。もう半泣き。
「次の時代の技術に何が重要なのか」という判断力が、まだまだ日本は成熟していない。ヨーロッパに負けている。
 
・・・というところに、日本の大学のル・マン耐久レース参戦ですよ。
 
これはなんかちょっと、希望の星なわけですよ。