技術立国っていう言葉を久し振りに使ってみて、なんだか、技術立国っていう言葉の輝きってもう、失われてしまったよねと、感じてしまったのだ。
技術者として仕事をするからには、魂のこもった良い仕事をしたいものだ。
しかし組織の管理者というのは、そういうことには興味が無いことも多い。
いや、興味なくはないだろうが、目下の利益確保に必死でそれどころでは無いのだ。
お金のための技術なのか、技術のためのお金なのか
片方だけで世の中が回るものではないから、こういう踏み絵は下品か。
でもたまにはそういうこと考えても良いと思うんだな。
これはつまるところ、「次の世代に何を残したいか」という問いと同じなのかもしれない。
次の世代にお金を残したい人にとっては、「お金のための技術」
次の世代に技術を残したい人にとっては、「技術のためのお金」
次の世代なんかどうでもいいって言う人にとっては?
「お金も技術もどうでもいい」
そしてモラルが崩壊する
日本の若者の理系離れとかの問題って、日本のマスコミとかTVとか、インターネットもそうだと思うんだけど、あまり真剣に自分の子供や孫の世代の事で唾を飛ばしながら激論を交わすみたいなことが無いということとリンクしているような気がするんだ。
それとも大事すぎて迂闊に話題にできないとしまいこんでるんだろうか。
技術を金で買えると思っている金持ちは嫌いだ。