chintaro3の日記 

基本、チラ裏です。書いておくと頭の中が整理できますゆえ。

二酸化炭素と水素からエタノールを作るというニュース

 
TVで流れていたこの記事
CO2から樹脂原料を生産 三井化学が実証プラント : NIKKEI NET
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080825AT3K2500A25082008.html
 
ググると、東北工業大学あたりがかなり前から研究を進めているらしい
http://www.tohtech.ac.jp/~envis/kk/lab_hp/has_meg/lab/japanesu/co/co2.htm
 
特許とってて誰でも使えるわけじゃないのかorz
http://www.aist.go.jp/aist-idea/cgi-bin/detail_data2.cgi?kind=1&seq=2976&no=5
http://www.aist.go.jp/aist-idea/cgi-bin/detail_data2.cgi?kind=1&seq=433&no=4
 
よく読んでないけど、触媒と二酸化炭素と水素を200℃〜300℃で反応させて水素還元させればエタノールメタノールができるとな。
 
・・・てか、その「200℃〜300℃」の高温状態を作るのに石油使ったら意味ない訳だな。エネルギー保存則から言って、投入する熱エネルギー未満のエタノールメタノールしかできないはずなので、自分で作ったエタノールを燃やして自己発熱して高温を保持するというのは、たぶん無理な気がする。でも水素の振る舞いをよく知らないので自信なし。水素燃やすのはもったいないだろ。
 
風力でエタノール作れるようになれば朗報だな。風力はエネルギー保存のコストがかかりすぎるのが問題点のようだから、エタノールにできると流通させやすい。エタノール自動車を生き残らせる道も見えてくると。 原子力発電に頼る電気自動車より筋が良いかもしれん
 
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そういえば、2酸化炭素を濃縮するのって、どうやるんだろう。
石油プラントから排出される2酸化炭素の利用は無しの方向で。だって石油がなくなった後の事を考えてるんだから、石油に頼った原料じゃ意味がない。
 
特許の説明を見た感じでは、二酸化炭素とはいっても、その辺の空気をそのまま使ったのでは駄目っぽい。温暖化とはいえ、普通の空気の2酸化炭素の濃度はたったの0.037%ぐらいしかないから、これを濃縮するのは非効率すぎるだろ。
意外と2酸化炭素がボトルネックなのか?

関連:
[注目の記事]藻の次は2酸化炭素回収方法がネックになりそう
http://d.hatena.ne.jp/chintaro3/20101216/1292505172