まぁ、当然というか、
ニコニコ動画をよく見る人≒MADをよく見る人≒MADに肯定的な人
という式がある程度成り立つと。
MADそのものの是非についてははてなでもたまにネタになるので、今更これでエントリー書くこともなかろうと思っていたんだが、MADに批判的な意見についてちょっともややんとしたので考え事吐き出し口。
■MADにしやすい/されやすい題材とは何か
あくまで俺の脳内の分類。統計データを取ったわけではない
a)そもそも素材として優れているものを利用したMAD
IKZO、チーターマン、フタエノキワミ、etc.
b)既に一大勢力となっている中の1ジャンルとしてのMAD
東方、アイマス、ボーカロイド等の中の一部の作品
c)テンプレ応用作品
アニメのOPやEDをテンプレとして別キャラで作り直したもの等
d)瓢箪からこま
なんか適当に切った貼ったしたらおもしろかったので追求してみた系
e)もっと本音でいこうぜ系
エロ成分抽出ループものなど
f)原作に対する悪意(憎悪、嫉妬)のある改変
無いとは言わないが、比較的少数派と思う
g)MADとはいっているが、気がつかない程度の手しか加えられていないもの
原作者が拒否すればどれもNGで削除されるべきなのは当然として、その次、知らないまたは黙認のケース。
a)やb)は、改善の余地があるとすれば手続き的なこと、金銭的なことに集約されそう。 c) d) e)は従来の常識からすればNG。「原作のイメージを損なう」というような理由の場合、手続きやお金では片付かない。f) g)はもちろんNG。
で、c) d) e)を自粛すべきか?あるいは原作者に事前に承認をもらうべきか?という問題は、・・・。
これから売りだそうとしている矢先におかしなMADを広められるのは困る。ごもっとも。強硬手段とってください。そうすべき。
微妙なのははるか昔に旬を過ぎたネタを料理した場合。これはMADが無ければそのまま埋もれていくにまかせることになっていたものを、どういう形であれMADとして再び日の目を見るチャンスが巡ってくるとすれば、内容云々というだけで済ますわけにも行かないような気がする
■MADにされにくい作品
すでにオリジナルがMADテイストなものは、MAD作品のハードルが高い。ただしテンプレ応用作品は除く。
マイナーすぎる作品もMADのネタにしにくい。逆に考えると、MAD作品が作られてしまう状況は、有名税の一種とも見ることができる
■MADで問題になること
・そもそもお前にWeb上で公開する権利はない。個人で楽しめ、という契約
・内容改編禁止の権利。同一性保持権とかいうやつ?
→この辺に対抗できそうな(だが厳しい)屁理屈の例
イ)言論の自由・・・俺様が何を作って何を公表しようが俺様が責任を取れる限りにおいて自由だ!「損害賠償されたら払えるのか?」「払えますが何か?」という超金持ちなら使える手段。だが、お金の問題じゃないだろ、おまえ、自由の意味をはき違えてるよ、とか色々つっこまれるぞ常考。
ロ)元ネタが何だかわからないほどぐつぐつ煮込まれちゃったMADの場合。原形をとどめているかいないかは、主観なので、もめると面倒
ハ)これは新しい芸術のカタチなのだ!と言い張る。公然わいせつは駄目でも、芸術作品としてのブロンズ像のヌードならチンコ出しててもOKという理論の応用
希望としてはハ)での屁理屈が進化することを期待。