chintaro3の日記 

基本、チラ裏です。書いておくと頭の中が整理できますゆえ。

挨拶のある「コメント」と挨拶のない「はてブ」

 
エリート集団をも抹殺する『あいさつ』の組織論 --- kentultra1の日記
http://d.hatena.ne.jp/kentultra1/20081101#1225502969
 
言わんとすることはなんとなく解るつもり。確かにな。東大卒がかくれんぼや鬼ごっこやってるみたいな違和感あるよな。
 
一方。大人数が集まるけど、挨拶することが強要されず、実際にほとんどだれも挨拶せず、むしろそれが居心地の良さとなって人気を集めているサービスがあるよね。我らが「はてなブックマーク」、通称はてブ
 
そのはてブでは、今こんなエントリーが人気を集めている。

この記事がブクマ100users行ったら「キングオブうすらバカ」を発表します --- ハックルベリーに会いに行く
http://d.hatena.ne.jp/aureliano/20081101/1225476248
たぶん越権さんには通じないと思うけど --- finalventの日記
http://d.hatena.ne.jp/finalvent/20081028/1225153062
 
なぜコメント欄ではなくはてブに書くのか。俺の場合、コメント欄に書くときはまず挨拶から書き始めるべきと思う反面、それが面倒というのが大きい。そして挨拶から始めると、その後に続けて批判めいたことを書きにくい。丁寧な挨拶の後に批判めいたことを書くと、反って嫌みっぽくなって後味がわるくなるような気がするのだ。
 
それで挨拶もなしにはてブに批判めいたことばかり書く連中は全く失礼な連中だ、というのは全くその通りで(自分含む)、はてブを暴走族やヤンキーが集まる駐車場になぞられるのは言い得て妙だ(自分含む)。石の裏のダンゴムシの例えも好き(まさに俺)。でも挨拶を省略するが故に表現できること、というのもまた有る。コメント欄とはてブの両方が両立する状況というのはなかなか旨いやりかたなのではないか、というのが自分の結論。
 
話を元に戻すと、実際の会社で挨拶を省略したら、ということを想像してみるに、それって「はてブ」を現実化したような雰囲気の空間になるのかも、と想像した。その方が居心地がいいという人も居るかもしれないし、そうじゃない人も居るけど、一般的には、挨拶をしないよりは、挨拶した方が、良いとされる。なぜ?
 
コメント欄に挨拶から書き始めると、批判めいたことを書きにくいとさっき書いたけど、これは現実の会社のなかでも当てはまるかもしれない。会社で上司に挨拶をすると、会社に対して批判的なことを言いにくい雰囲気が醸成される。気持ち悪いと言われる原因はここか?。挨拶を強要するあちこちの張り紙が、「経営者を批判するな」の意図に読めてしまうのだ。経営者の側からすれば、挨拶をしない社員というのは、自分が部下から批判される立場に立たされることにリーチがかかった状態ということになり、居心地が悪い。相手がエリートならなおさらだ。だから上司が部下に挨拶を強要するの図が浮かぶ。
 
会社が民主主義で運営されているのではない以上、これはやむをえないことだろう。会社組織というのはある程度は志を同じくする者の集まりであったほうが成長していくのに有利だ。挨拶もできないやつは会社を辞めろなんていうとパワハラで訴えられるが、会社の成長を願って止まない経営者の立場からしてみれば、そう思う気持ちもわからないではない。
 
理想的には、挨拶しろなんて強要されなくても、気持ちよく挨拶できる環境で生活したいものですね。