chintaro3の日記 

基本、チラ裏です。書いておくと頭の中が整理できますゆえ。

なぜ、コミケでは行列に並ぶことが苦にならないか。

 
興味半分で前回C75からコミケに一般参加するようになった「にわか」の私ですが、不思議なことに、コミケでは行列に並ぶことが全然苦にならないんだよねー。むしろ楽しいぐらい。
その理由をちょっと考えてみた。
 
(1)周りに居る人たちが自分と同類なので楽しい。
 同人と言われる所以ですかw。周りの人の話し声が耳に入ってきたりして、その話の内容が楽しい話だったり共感できる内容だったら、並んでいても苦にならないよね。うんうん。
 
(2)自分の好きなジャンルが盛り上がっていて嬉しい。
 閑散としているよりは、大勢で賑わっている方が嬉しいよねー。限度があるけどw。
 
(3)マンレポの効果
 今回、事前にじっくりC75C76コミケカタログのマンレポを熟読したうえで参加したんですが、この「マンレポ効果」って、コミケの雰囲気造りにとても大きな役割を果たしているに違いない、と思いました。なんかトラブルがあっても
「あーー・・・、こんな話、マンレポにもあったよねーw。」
と思えば、ニコニコして見てられるんです。だからストレスにならない。マンレポを投稿してくださる方々が、それぞれとびきりのユーモアを交えてマンレポを書いてくださる事の賜物ですよ。また、真面目なマンレポの内容は、みんな真面目に受け止めてマナーを大事にする人が多いですし。
 
単に「同人作家さんから対面で買える」というメリットだけなら、おかしな混雑にならないようにオンリーイベント等に分割した方が、効率がいい訳じゃないですか。なのに、なんでわざわざみんなが、こんな大混雑することが解りきってるコミケに大集合してしまうのかと言えば、「混雑すること自体が嬉しい・楽しいことの一つ」っていう側面があるなぁと、つくづく感じました。
 
「混雑すること自体が嬉しい・楽しい」という事に気がついたときは目から鱗でしたね。ここまで昇華してくると、それってもう、通販やインターネットでは代替不可能なんですよ。これは盲点だった。・・・で、そういう、常識では思いつかないような状況が生み出されるに於いては、どうやら「マンレポ」なるものが大きな役割を果たしているに違いない・・・と。
 
 
あんまり話を一般化してしまうと、一気に胡散臭くなるのだけれども、それにしても今の日本のビジネスって、何でもかんでも合理化一辺倒、無駄の排除一辺倒という所が多いわけじゃないですか。 合理化一辺倒のITなんていうのも、もうちょっと足元を見直したほうがいいんじゃないかと、気づかされたイベントでした。
 
(参考)
【Column】コミケ76に見る参加者の低年齢化とその問題点 --- ボーダーライン
http://blog.livedoor.jp/inthedark/archives/51981063.html
それから、東方カテゴリーをはじめとする若い参加者のマナーが悪いという話、彼らはコミケカタログを買っておらず、マンレポも読んでないんじゃないでしょうか。ケータイで得た断片的な情報だけで突撃してくるんです。豊かになったとは言え、小・中・高校生の中に、¥2000〜¥2400円の電話帳のようなコミケカタログを買わない子・読まない子が少なからず居るということは想像に難くありません。大人の金銭感覚とは違うということも考慮しないといけない。彼らにマンレポを読ませる手立ては無いものか・・・