chintaro3の日記 

基本、チラ裏です。書いておくと頭の中が整理できますゆえ。

妙な恐怖感

 
ネタ元
pukiwikiはてなトップページの妙な恐怖感
http://togetter.com/li/8513

先週のことだけど、会社にいる女の人がtwitterクライアントを入れるという話になった時にググってこのページを見せたのだけど、後々、このサイトが「怖かった」という話を聞いた。普通のpukiwikiページ。 http://bit.ly/HdaHR


朝から読み入っちゃって、うっかり会社遅刻するところだった。
帰ってきて見直したら色々追記されてて、なんとなく結論めいたものが出たのかなぁ。よくわからん。
 
この恐怖感を表すキーワード抜粋

・全部読まなければいけない感じ
・長い廊下に無数の扉がある恐怖感
・要素1個潰しただけで消えそうなバランス
・不協和音や黄金比みたいなモノでしょうか。
・心地良い/悪い。
・「どこを見ていたのか(何をしようとしてたのか)判らなくなるような不安感」みたいのはちょっとありますね
・画像がその感覚を潰すのに有効そうな感じはありますね。逆に画像が無いからと言って必ず「怖い」わけでもないですが。
・生徒にASDocを見せると、皆、怖い、訳がわからない、読めないとの感想を述べてました。
・「自分たちに分からない情報に、彼・彼女らにが敏感なのだ」という考察が無いのは気がかりだ。
・特にPukiwikiは、内容に関係なく「気持ち悪い」のだ。仮に内容がまったく無くても気持ち悪いんだから、内容関係なくね?という話になった。
2ちゃんねるの一覧は違う、という話も出た。
・今回言ってるのは和製ホラーのような気持ち悪さや、居心地の悪さ
・同僚は他にPukiwikiは「ウイルスっぽい感じがする」とも表現した。
・「「文字に酔う」というか圧迫感を受ける」「読む気がしない」「無表情感」「威圧感」「時間が止まっている感じ」が真っ先に近いと感じました。ゲシュタルト崩壊に近いかな。

 
はてなのトップページを見て、「和製ホラーのような気持ち悪さや、居心地の悪さ」を感じると。あー・・・なんかそういう目で見ると、ちょっと解っちゃったかも。言われてみれば、私もこのページ避けてたわ。嫌いなページの一つ。「長い廊下に無数の扉がある恐怖感」っていうのは良く分からないのでちょっと違うのかもしれないけど、「不協和音」という表現はよくわかる。
なんだろう、黄緑と青の関係とか、赤いはてブの数字が目障りとか、グループウエアのアイコンの人がのっぺらぼうなのもあんまり好きじゃない。でも、そんな重箱の隅をつついても直る気がしないんだよな。
http://www.hatena.ne.jp/
 
絵画とかで、どこがどうって訳じゃなくても、なんか気味の悪い絵ってあるじゃん。気味の悪さを狙ってるわけじゃないんだけど、どういうわけかどことなく気味が悪いっていう絵。あれに近いんじゃないかな。それよりはいっそ、思いっきり気味のわるさを演出してくれた方がまし、みたいな。
 
pikiwikiが自動生成されたページとはいえ、骨組みをデザインした人というのは居るわけで、「仮に内容がまったく無くても気持ち悪い」=すなわちその骨組だけを見ても気持ち悪いっていう話なんだから根が深いよね。
 
 
良い例。Yahoo!Japanのトップ。
http://www.yahoo.co.jp/
雑誌っぽいデザインていう表現は確かにうまいこと言ってる。なにげに空白の取り方が上手い。色彩も、統一感があって、かつ、過度に刺激的にならないようにしてある。
  
ニコ動のトップページは?
http://www.nicovideo.jp/
私の予想では「微妙」。手描きの動くイラストやサムネで多少は中和されてるけど、大筋では、はてなのトップページと同類のキモさがあるような気がする。少なくとも私は避けてる。なるべく直接、動画のページに飛ぶ。
 
一方、2ちゃんねる。悪くない例。
http://www.2ch.net/
このトップページはさすがに何も問題ない。1枚絵の印象で全部決まっちゃうけどw。これ、以前も書いたけど、ニコ動のトップページも、これぐらいスマートにならんもんかね。
 
今日1日考えた私の仮説は、「感覚の鋭い人は、何気ないWebページから、それを作った人の心理状態を見抜いちゃうんじゃないか」。・・・で、要するに「はてなのトップページや、pikiwikiをデザインした人の心理状態が、あんまりよろしくなかったんじゃないか?」という説。すごく失礼な話だとは思いますが。

悪い例として取り上げられているページからは、要するに作り手側の異常さが、デザイン全体から漂ってきちゃってる感じがするんですよね。この異常さっていうのは、専門外の一般人から見たときに、そう見えちゃうってことで、普段プログラムを職業としているような人は、なんとも思わないレベルの話なんでしょうけどね。実際にそういう職業の人が、はてなには多い、と言う事実もあり、はからずもフィルタリングされちゃってるのかも。
 
小手先のテクニックとしては、じゃぁ余白を取ろうとか、配色を見直そうとか、視線の動きを意識しようとか、絵や写真を活用しようとかって言う話になりがちなんだけど、それってどうなのかな。「オタクはどんな格好をしてもダサい」っていうのと同類で、少々いじったからって、どうにかなる気がしない。
 
 
だからさー。これはデザイン云々以前に、ライフスタイルとか、基本的な価値観とか人生観とか、そういう根の深い問題が横たわってる気がするんだよなー。