chintaro3の日記 

基本、チラ裏です。書いておくと頭の中が整理できますゆえ。

朝までニコニコ生激論『民主主義2.1』

 
ネタ元:朝までニコニコ生激論 テーマ『民主主義2.1(夏)〜代議制の拡張可能性について〜』
http://live.nicovideo.jp/watch/lv16951183
 
土曜の深夜にタイムシフト試聴で見た。

司会:
東浩紀(批評家/東京工業大学世界文明センター特任教授)
パネラー:
猪瀬直樹(作家、東京都副知事
鈴木寛(文部科学副大臣参議院議員
吉田徹(政治学者、北大法学研究科准教授)
堀江貴文(株式会社ライブドア元代表取締役CEO)
津田大介(メディアジャーナリスト)
鈴木健東京大学特任研究員<情報科学>、ウェブ学会準備委員会委員)
濱野智史(ネット研究者、日本技芸リサーチャー、『アーキテクチャの生態系』著者)

 
・基本的には、それぞれが得意とする持ちネタを披露する部分にかなりの時間が割かれた印象で、今すぐどうこうする、という話はメインでは無かったので、「生激論」という感じではなかった。
・司会の東浩紀さんは世代が同じだということと、以前にもこの手の討論会をいくつか見ていたので、感覚的には解りやすかった。
・あんまり話を単純化すると悪いんだろうが、一応は討論の対立軸がうまく成立してかつ討論できるメンバーがそろっていたので、その点では成功だったと思う。
 
(1)東浩紀堀江貴文鈴木健濱野智史・・・インターネット肯定派
討論の中ではホリエモンが「専門用語わかんねーよ」とか言って、「なんで?誰が決めたの?それはなんで?」と質問しまくってるのが印象的だった。それに対して、みんながきちんと解るように答えていたのも、とても良かった。鈴木健さんのアイデアを堀江さんが「面白いじゃん良いじゃん」て言ってたのも印象的。
東浩紀さんが主題にしたがってるテーマというのは、非常に大きな話なので、こういういうことをコツコツ積み重ねていって欲しいと思う。
 
(2)鈴木寛 VS 津田大介
実際の政策に関わる仕事を生で経験している人の話というのは貴重。私は津田さんの2chのスレもほぼリアルタイムで読んだし、一連の著作権騒動もはてブで話題になる程度には知ってたので、津田さんがちょっと涙目になってたのを見逃さなかったよ。そういう現実の揉め事や理不尽な結論に対する鈴木寛さんの見解が聞けなかったのは残念。鈴木寛さんの立場だと、「だってソレ、民主党が政権とる前の話だし」ってことにならざるをえないのだろうか。でも民主党になって以降もMIAUが行政に無視されてるって話は酷いよね。津田さんに説教してた猪瀬も酷過ぎる。津田さんはちゃぶ台ひっくり返すぐらいしても良かったと思う。
 
(3)吉田徹 政治学
さすが「政治学者」。この人の発言は、あくまで過去の歴史などから学んだことから、未来を語ろうとすることで一貫してたと思う。そこにインターネットっていう新しい道具を持ってきたときの効用に対しては、一番否定的な立場だったように見える。ある意味今回のテーマである「民主主義2.1」なんてものを全面否定しているに等しい。それをちゃんと説得力のある形で説明できてた。この人が居なかったらぜんぜん締まらない討論になってたと思う。GJ。
 
(4)猪瀬直樹  ・・・従来メディア代表(笑)
このメンバーでは一番年長なのかな?。よく参加してくれたと思う。後半疲れてくるとグダグダだったw。TVでやってる朝生でも同じような感じなので「あぁ、またか」って思った。そりゃそうだ深夜の2時とか3時に老人を酷使するもんじゃないよw。お疲れ様でしたと言いたい。
 
 
最後に、願わくば20代の人間集めて似たようなテーマで話を聴いてみたい。だっておっさんばっかりなんだもんw。