chintaro3の日記 

基本、チラ裏です。書いておくと頭の中が整理できますゆえ。

その3。ピコピコ音の温かさって

 
先日のニコ生でささくれPか誰かがテレビゲームのピコピコ音には温かさがあるというような話をしていて、印象に残っている。
 
確かにささくれPの曲とか聴くと、そう思う。けど、この温かさというのは、ピコピコ音に本質的に備わっていた物なんだろうか?ということを疑問に思った。
 
たとえば、車のクラクション。危険を知らせるために「ビーッ」っと鳴らされると、すごく嫌な感じがする。でも、挨拶代わりに「ビッ」っと鳴らす分には、それほど嫌な感じはしない。むしろ温かさを感じる場合もある。
 
電子音のピコピコ音も同じで、たとえば時限爆弾のタイマーが動いていることを知らせるピコピコ音があったとしたら、たとえそれが物理的に同じ音色でも、そこから温かさを感じることは無理なんじゃないか。
 
と考えると、たぶんこの温かさって、音色そのものにプリミティブに備わっているものではなくて、そこにメロディなりメッセージなりが乗せられることによって、初めて温かみのあるものとして認知することが可能になるのであろうと思われる訳ですね。
 
初期のTVゲームのピコピコ音が温かいのは、それを作っていた人たちの温かさなんだよね。たぶん。