chintaro3の日記 

基本、チラ裏です。書いておくと頭の中が整理できますゆえ。

形の無いものの価値

 
形のあるものがロボットで大量生産されるようになって、その価値がどんどん下がっていく。
ロボットやコンピュータでは作れないものの価値が、相対的に上がっていく。
 
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昨日の葬式、ヨボヨボの母にも全く悲壮感は感じられなかった。
叔母がボケたりせずに、最後の見舞いの時まで記憶も言葉もしっかりしていたのは本当に幸いだった。
母と叔母は、本当に幼少のころから、最後の葬式に至るまで、生涯を通じての仲だったんだなぁ。
 
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今日、楽器店に行くと、「けいおん!」の楽譜やギー太っぽいギターに大きなPOP広告が付いていたりとか、ギターを背負った学生服姿の女子高生チームの姿が絶えないほどだったりして、改めて「けいおん!」の人気を再認識した。文化祭シーズンということも関係しているのかな。
そこで「けいおん!」の魅力の1つは、彼女らって、きっともう一生涯、親友で居られそうに見えること、というのもあるなぁと気が付いた。彼女らがこの先年をとって大人になり、老人になり、葬式をあげるようになっても、ずっと死ぬまで親友どうしで居ることができそうに見える。この価値ってすごいよね。
 
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かたや、経済問題の論説の中では、こういうお金にならない人間関係や社会現象は全く議論の対象にならない。でもそれってとても男社会的というか、社会を構成する一面的な部分しか見ていないんじゃないかと思った。形の無いものや代替のきかないものの価値が増せば増すほど、従来の枠組みで経済を論じることの意義は低下していくのだろう。