chintaro3の日記 

基本、チラ裏です。書いておくと頭の中が整理できますゆえ。

ニコニコ学会β

 
ニコニコ学会β
http://niconicogakkai.jp/
 
どういうふうに成るのか、正直まったく見当もつかない。
 
希望としては、日本の学会って、もともとヨーロッパから入ってきた物を真似たために、何かにつけて「西洋の流儀を真似る」という所にこだわりすぎなんじゃないかと思っているので、そこをもっと日本人の肌にしっくり来る感じに進化して行って欲しいなぁと思います。
 
なんか「学会誌」とか、妙に閉鎖的じゃないですか。あの閉鎖性は本当に意味不明。あの閉鎖性を打破してほしい。 
 
まぁ、閉鎖的なのにも、理由はあるのかなとは思いますよ。例えば国立大学なら、国のお金で研究している訳で、その研究成果は「国益に繋がってナンボだ」っていう考え方もありますからね。アカデミズム的に云々とか言ったって、たとえば原子力関連の研究成果のすべてがまるごとインターネットで公開されたとして、それが中東でゲリラやってるような人たちに悪用されたら困る、とかね。
しかし、研究テーマというのはそういう切実なものばかりじゃなくて、例えば音声合成の研究成果だったら、ネットで無料で誰でも見られる形で論文・学会誌が公開されたって、何も困ることは無いはずなんだが。グーグル先生の検索結果に反映されるように早くしてくれよ。
 
※追記:ググッてみたら、そういう対応を始めた所もぼちぼちあるようだ
PLANT MORPHOLOGY誌掲載論文・記事等の著作権に関するお願い

本学会では昨年度の総会(2008年9月24日高知にて開催)にて、本誌掲載の論文等の電子ファイルをインターネット上において無償で一般公開することを決定しております。

他の学会でも似たような告知を見つけられるが、大半は有料で、グーグルの検索対象外。追記終わり。
 
それから、論文や学会誌が「紙」という様式に拘束される都合上、音声や動画を扱いにくい。カラー画像すら控えめ。そんな、19世紀的な様式美で、最先端の研究成果を発表する窮屈さって意味不明すぎる。ネット上ならPDFか。PDFじゃないといけない、という合理的な理由なんて、もう無いんじゃないの。「私の論文はこの動画です!この動画を査読(査視聴)してくれ!」というケースが出てきたっていいと思うのよね。