chintaro3の日記 

基本、チラ裏です。書いておくと頭の中が整理できますゆえ。

今の日本の技術系企業には、何が欠けているんだろう

 
これ以上有りえないほど皆がしゃかりきに働いてるのに、赤字転落する会社とか見てて、何なんだろうと思う。
 
残業拒否する生活になってしばらく経つ。情報のinputって大事だよなぁと改めて思う。
 
私は今まで2回転職して、今が3社目だが、どの会社も、会社として体系だった技術文書を作成・蓄積することには全く不熱心だったし、それらの有効活用に時間を割くことも無かった。勤務時間に本や雑誌を読んでると暇してると見られる。あるいは、エンジニアがじっくり腰をすえて納得のいく物に仕上げていたのでは、金儲けのチャンスを逃す。やむをえず、あらゆるものが、その場しのぎで流れていく。 社員教育といえば、実務を通して必要な知識を身に付けさせるというものばかりだ。確かにこれだと金儲けしながら勉強できるから、効率が良いように見える。でもそれは本当だったんだろうか。その方法の欠点が、今になって日本中で噴き出しているのではないのか。
 
もし、人件費が無視出来るほど安いならば、従業員が勤務時間中に本を読んで勉強していたって、企業にとってさほど損失も無いわけだ。長い目で見れば、勉強せずにOutputを出すことばかりに追い立てられて年老いていく社員より、十分な勉強時間を確保できる社員のほうが、企業にとって戦力になるはずだ。ではなぜ、そういう事が許されないほど、企業にとって人件費が重荷なんだろうか。
 
この状況を転換するには、やっぱり「お金」というものの価値観を変えて行くことが、まず必要な気がする。
お金のために仕事をするのではなく、仕事のためにお金を儲け、勉強もする、という風に。
 
日本のメーカー終了間近? ---増田さん
http://anond.hatelabo.jp/20090526155652
ありがちな光景だ。私も実際、転職の際はこういうことをしてきた。私の場合は自己都合だからさらに具合が悪い。しかし、では、外注を切る指示が上から出なければ、あるいは私の場合転職しなければ、万事めでたしだったのだろうか。私はそうは思わない。引き継ぎ切れないほどの仕事を抱え込んでしまっている時点で、既に組織としてはアウトだったんじゃないのか。なにか新しい事をする時には、将来それを誰にどのように引き継ぐのか、という事も考えて視野に入れて行動しておくべきだったんじゃないか。そうじゃなかったなら、廃棄物の処理方法も決まらないまま稼働する原発も似たようなものだ。