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本田雅一のAVTrends ソニー「Crystal LED Display」開発者インタビュー
生産方法やコストは? “現実感”のある超高画質
http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/avt/20120113_504327.html
Crystal LED Displayが実現できた最大の要因は、高速で極小LEDを規則正しく並べて組み立てていくアセンブル技術を思いついたことです。アセンブル技術そのもののは複雑なものではありません。
おいおい大丈夫か。ヒント出し過ぎなんじゃないか?
こういうふうに表現されるということは、チップを1個1個ロボットで並べていく、なんていう方法じゃないって事だよね。ロボットを使わずに、どうやって並べるのかっつったら、消去法で考えて、チップ自体が勝手に、所定の位置に動いていくような仕組みを作るしかないじゃん。
解んないけど、解んないなりに想像してみる。何年後かには公表されて答え合わせが出来るであろう。
今思いついたアイデア:紙相撲&椅子取りゲーム方式
何らかの微細加工を施した板の上に、砂粒みたいなチップLEDを振り掛けて行く。で、板にガーッと振動を加えると、チップLEDが紙相撲みたいにぴょこぴょこ動いていって、最終的に所定の位置にぴたっと収まる。椅子取りゲームにあぶれたチップは吹き飛ばす。埋まってない席があったら、さらにチップLEDをふりかけて以下繰り返し。というような方法。
ミソは、「微細加工を施した板」と、「振動を加えるだけで所定の位置に精度よくチップ部品を移動させる仕組み」だな。しかも、非常に高精度に位置が決まらないといけない。拡大写真をパッと見た感じでも、μmオーダーの位置精度出てるもんな。フォトリソ以外の方法でそんな精度が出せるなんて、にわかには信じがたい。さらに、LEDには極性もある。
興味が有るのは、この技術がディスプレイ以外にも応用できるのか、って事だよな。できるだろ。たぶん。0402(0.4mm×0.2mmサイズの部品)以下のサイズのチップ部品は、従来みたいにロボットで1個1個実装する方法ではいろんな面で限界に来ていて、抜本的に新しい方法が求められている。そこで、「チップ自身が勝手に動いて、所定の位置に行ってぴたっと収まるような仕組み」っていうのが実用化されれば、かなり画期的な技術なんじゃまいか。具体的な方法は解らないけども、ディスプレイそのものより、むしろそっちの方面への応用の方が本命かもしれん。そういうことなら、こんな無茶なアイデアに投資する理由も納得できる。