chintaro3の日記 

基本、チラ裏です。書いておくと頭の中が整理できますゆえ。

褒めることと価値

 
付加価値とは? 本質的価値とは? そもそも価値とは?
・・・みたいな話は以前けっこうやった。
 
シンプルに行くと、
「誰かがその価値を認める物」には、価値があり、
「誰もその価値を認めない物」には、価値がない。
たったそれだけの事だ。ここで、その「誰か」を人間に限定するかしないか、という話は微妙だが、私は人間に限定しない方が好きだな。
 
そしてその価値は、「その価値を認める誰かさんの数」によって増幅される。
経済効率としては、「価値をゼロから創造すること」よりも、「価値を認める誰かさんを増やすこと」に力を注いだほうが、効率は良い。いわゆる世の中で大企業とされる所は、後者に長けていて、その結果得られる余裕資金で、前者に投資してきた。
 
今までは、「価値を認める誰かさんを増やす」には、大資本が必要だった。TVでの宣伝とか。価値増幅のアーキテクチャが、インターネットの力で大きく変わった訳だな。
 
動画サイトやブログや、その他何でも、「褒める」という行為は、そこに価値があること、もしくは価値が生まれたことを示す指標になりえる。経済活動の本質的な部分として、「褒める」という行為は、実はお金以上に重要なものなのかもしれないな。
 
「褒める」という行為には、金持ちも貧乏人も関係ない。褒めたいと思えば誰でもいくらでも褒められる。かなり平等だ。そういう行為によって測られる価値は、GDPのようなお金本位な価値とは全く違う様相を呈するだろう。