chintaro3の日記 

基本、チラ裏です。書いておくと頭の中が整理できますゆえ。

ドッグフードならぬ、人間フード

 
犬にドッグフードを与えている人を見て思ったのだ。
人間版ドッグフード(人間フード)はあるのかなと。
 
ぐぐったらいっぱい出てきた。
トップにでてきたやつがいきなりよく纏まってる。さすがグーグル様。
人間用のドッグフードはなぜ売られていないのですか?
http://q.hatena.ne.jp/1172349315
 
常識で考えてそんな生活ありえないだろ、という批判はまぁ解る。しかし実際問題、最近の俺みたいに、「どうでもいい病」で食欲もない状態だと、「晩飯、何にしよう」と考えるのが、もう面倒臭い。人間フードなんてもんがあるなら、それでも別にいいかな、と一瞬思ってしまったのだ。
 
記事では、例として、カロリーメイトみたいなものを挙げる人が居るが、実体験からするとあのへんはまだまだだね。3日もたずに胃がおかしくなる。グラノーラだともうちょっとまし。食物繊維とかの違いなのかな。
 
シリアル類は本当に栄養は足りているのでしょうか?
http://okwave.jp/qa/q4968805.html
これにビタミンAとタンパク質の食品を加える必要がある・・・と。ドッグフードの場合は肉が入ってるのでタンパク質も問題ないんだな。ビタミンAも、意図的に添加するならそんなに難しい事ではない。
 
================================
 
仕事では日々、無駄の排除、合理性の追求、と言う事をやっている訳だ。その積み重ねにより、経済発展がもたらされ、社会が豊かになると言われている。では、私生活から徹底的に無駄を排除し、合理性を追求したら、それは経済にとってプラスなんだろうか、マイナスなんだろうか。
 
「徹底的に無駄を排除し、合理性を追求した生活」ということで、思いつくのは、軍隊のような生活だな。しかし軍隊でさえ、食事には気を使っているようだ。士気にかかわるからな。
 
最近も使われているのかどうかはしらないが、エンゲル係数という指標があった。「家計の消費支出に占める飲食費のパーセントのこと。」だという。もし、安価な「人間フード」なるものが大量生産されて、それを毎日食ってればいい、ということになれば、食費を劇的に下げることができ、エンゲル係数は改善される訳だが、それが「豊かな生活」なのかというと・・・そんな訳は無いよなぁ。エンゲル係数が役に立ったのは、「標準的な家庭の標準的な食事」というのを容易にイメージできるような時代の指標だったんだろうなぁ。今のように1人ぐらし世帯が増えると、外食ばかりの人と自炊する人とでは出費に大きな差が出るし、同じ自炊でも、料理の知識と腕でもって食事内容の豊かさには大きな差が出てしまう。1人ぐらしの人にとって、エンゲル係数を生活水準の指標として使うのは、明らかに不適当な状況になってしまっている。最近あまり聞かないわけだ。
 
仕事では、合理性を追求するあまり、人間性が疎かにされる場面というのは、まぁまぁある。それを、自由で無駄の多い私生活でもって、バランスを取っている訳だな。 逆はありえないんだろうか。私生活は軍隊以下の窮屈な生活を強いられる代わりに、エンターテイメント性があり無駄がふんだんに有り、窮屈な私生活のデメリットを覆せるほど豊かな労働環境。 イメージしにくいが、ありえなくもない気がする。