chintaro3の日記 

基本、チラ裏です。書いておくと頭の中が整理できますゆえ。

本屋の写真関係の本で気になること

 
D5100に買い換えようかな、という件の参考にしようと、ちょっと大きな書店でカメラ関係の本を物色しに行ったのだが。
 
確かに、プロのカメラマンの言う事の1つ1つはごもっとも、なのだが、なんかもう、目指す方向性が根本的に違うんだよな。カメラを趣味にする人たちのコミュニティの中でのヒエラルキーというか、権威的なものと、実際に今の世の中で求められているものとの間に、明らかな乖離を感じる。
銀塩フィルム時代は、フィルムが高価で貴重なものだったから、1枚1枚を真剣に取る必要があった。もちろんデジカメでも銀塩写真と同じように1枚1枚を真剣に撮るべきだ、という主張も解るんだが、その割には色の再現性には無頓着だったり、意味がわからない。銀塩写真の時代には、色の問題は現像所任せでカメラマンはほとんど口出しできなかったことの名残りが、まだまだあるんだよな。
 
一言で言うと、本屋の本棚に並んでいる写真関係の本は、加齢臭が酷すぎる。
 
で、真面目な男の子達が、それを真に受けて教科書通りの写真を撮っちゃったりする一方、女の子の写真が面白いのは、そういうオッサンカメラマンの言うことを聞くのはほどほどにして、一見適当に撮ってる写真が、案外おもしろい。価値観が根本的に違うっていうことが、写真にも現れてしまう。軽快さみたいなのが、見ていて気持ちがいい。
 

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アレか、日本画とか華道とかには、たいてい「○○派」「○○流」みたいな派閥があるが、写真にもそういう派閥が有るってことなんだろうな。古風な呼び方をしないだけで。今も昔も、道具が変わっただけで、やってることはあんまり変わってないんだろう。