chintaro3の日記 

基本、チラ裏です。書いておくと頭の中が整理できますゆえ。

昔の結婚の意味について

 
ネタ元:
なんで昔の人は結婚できていたのか? --- 極東ブログ
http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2012/10/post-156b.html

全体的には権力を維持するように、権力に従属する人々をネズミ講のように産出するシステムが「お見合い」である。

 
バッサリ、だな。
 
権力側にとっては、結婚している人のほうが都合がいい、という話は、現代にも通じる事で、例えば、「仕事で嫌なことがあっても、家に帰って子供の顔を見れば、我慢しなくちゃならんかなと思い直すんだよな」的なことを、リアルに何人かから耳にしたことがあるし、心情的にも理解できる。 そうやって我慢してくれる人たちのお陰で、組織が組織として成り立ち、権力者が権力者たり得るのだ。
俺なんかは、首になったって自分一人が食ってくぐらい、何とでもならぁ、と思っているから、やりたくないことはやらない、困った部下だ。
 
2つの生き方があるとする。
(1)結婚して、子供を授かり、権力者に従順に働く
(2)結婚せず、自由に生きる。
 
結婚しなければ、子供をつくる事が困難なので、放っておけば、結婚しない集団は死に絶える。放っておくだけで自滅するので、結婚しない派は権力者の脅威には成り得ない訳だ。そして、権力者に従順な人たちが生き残り、従順な人たちが繁栄し、権力者はますますその地位を頑強なものにする。
 
そういう歴史の中で、人間社会が形作られてきた、っていう視点は必要かもね。
 
 
では、現代において、結婚しない人が増えているというのは、どういう事なんだろうな。
 
・1つは、権力者にとって、必ずしも従順な部下を大量に抱えることが好ましい事とは限らなくなったということ。権力者側にとって、個人の結婚を推進する動機が無くなった。このため、組織的な「結婚せよ」という圧力がかからなくなった。
 
・というか、権力者が短期の利益のことしか考えなくなった。部下を世襲で雇うこともないし、数百年先の繁栄なんてことを考える株式会社なんてほとんど聞いたことがない。
 
・経営者が拠り所とするような経済理論等で、結婚問題を適切に扱えているかどうか、かなり疑問。実は江戸時代のように、社員に結婚を強制したほうが、組織にとっては有利なのではないか。組織の事だけ考えるならね。
 
・ベビーブーム世代で増えすぎた人口の調整・・・これ以上人口を増やすための資源(お金)が不足している? でもなぁ、日本の1980年台の繁栄は、明らかに戦中戦後の「産めよ増やせよ政策」の恩恵だったんだよなぁ。
 
陰謀論・・・日本の国力を落とそうと企む勢力・・・それは考え過ぎか。