chintaro3の日記 

基本、チラ裏です。書いておくと頭の中が整理できますゆえ。

やっぱり地震保険制度の整備不良が諸悪の根源な気がする

 
東北の地震対応の件でもそうだし、予想されている南海トラフの大地震に対する備えでもそうなんだが、地震保険がしょぼすぎる。
 
もしこれを、いざという時、本当に必要十分な金額が供給できるような体制にするには、あるいは、そうした結果、何が起こるだろう。
 
都市がまるごと津波で流されるような大災害が起こってしまったら、民間だけでは対応不可能だ。少なくとも、中央銀行から十分な資金供給がなされることが必要になる。この時、都市と一緒に工業生産も麻痺しているはずで、そんな所にお金だけ潤沢に供給されたら、当然ながらインフレが起こるだろう。戦後のハイパーインフレのような状況が生じうる。
 
でも、前にも書いたけど、戦後のハイパーインフレは、そんなに悪いものだったんだろうか? もし戦後、政府の財政難を理由に、政府が約束されていた支出をせず、物価上昇を抑えていたら、戦後の復興はもっとうまく行ったのだろうか? ここはまぁ、きちんと裏付けを調べないといけないが、直感的には、それはない、という気がする。
 
それと同じ事で、大震災で何も無くなってしまった町の復興を促進するために、潤沢な資金を供給して、その結果インフレが起こったとしても、それによって復興が促進されるのならば、インフレ抑制策よりも、復興の促進を取るべきなのではないか。そのためには、いざとなれば、大震災でも通常の火災保険等と同レベルの潤沢な保険金の供給があって然るべきだ。 地震保険だと不十分な額しか保証されないというのは、おかしい。
 
で、地震保険の制度が整備不良なせいで、いざという時のための個人預金が過剰に膨れ上がる事につながる。頭悪いよ。保険のしくみをもっと最大限活用しようよ。
 
地震保険 --- wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E9%9C%87%E4%BF%9D%E9%99%BA

火災保険(主契約)の保険金額の30〜50%に相当する範囲内で保険金額を設定することになるが、建物5,000万円、家財1,000万円が上限

なんでやねん。火災保険と同レベルにしろっつーの。